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箕輪町で築27年のスレート屋根調査|矩勾配の難しさとカバー工法を勧める理由
更新日:2026年3月22日
こんにちは。
中央アルプスと南アルプスに囲まれた箕輪町は、冬の寒風が鋭く、お住まいの屋根にとっても非常に過酷な環境にあります。
今回ご相談いただいたのは、1999年に竣工してから27年間、一度も屋根のお手入れをしてこなかったというお宅です。
屋根材は薄型スレート。
一見するとまだ形を保っているように見えますが、近くで拝見すると、長年の紫外線と雨雪によって素材自体の寿命が近づいているサインがあちこちに出ていました。
「屋根はとりあえず塗れば大丈夫」という誤解が、実は数年後に大きな後悔を生んでしまうこともあるのです。
街の屋根やさん松本諏訪平店では
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【結論】屋根材の吸水と脆化が限界に達しており
塗装による延命よりも「カバー工法」による一新が最も経済的で確実な選択です
現地調査の結果、スレート屋根全体で防水塗装が完全に失われ、屋根材が雨水を直接吸い込むことで「反り」や「割れ」が発生していることを確認しました。
この状態のスレートに無理やり塗装を施しても、数年で塗膜が剥がれてしまう可能性が高く、メンテナンスのサイクルが極端に短くなってしまいます。
1999年頃の屋根材は特に強度がデリケートな時期のものであるため、今回は屋根を強化プライマーで補強する一時しのぎではなく、新しい屋根材を重ねるカバー工法によって、今後30年の安心を確保するプランをご提案いたしました。
上伊那郡箕輪町に建つ、1999年竣工の一般住宅です。
最大の特徴は、屋根の角度が45度(10寸勾配)という非常に急な「矩勾配(かねこうばい)」であることです。
矩勾配は、雪が滑り落ちやすくデザイン性も高い一方で、作業には専用の屋根足場が必須となり、メンテナンスコストが通常より高くなる傾向にあります。
屋根には太陽光パネルや天窓も設置されており、これら周辺の雨仕舞い(防水処理)の状態も含めた総合的な判断が求められる現場です。
「家を建ててから27年、一度も屋根を触っていないのがずっと気になっていた」というオーナー様。
ご近所で屋根工事が始まったのをきっかけに、「自分たちの家はあと何年持つのだろう」と不安になり、現状確認と適切なアドバイスを求めてご連絡をいただきました。
大切に住み続けてきたからこそ、無駄な出費は抑えつつ、やるべき時にはしっかりと直したいという前向きなご相談でした。
太陽の熱と北風の冷気。屋根を取り巻く過酷な二面性
南面に太陽光パネル、北面に天窓
日当たりの良い南面には太陽光パネルが設置され、北面には明り取りの天窓が配置されています。
太陽光パネルの下は影になりやすい一方、周囲の露出部は激しい紫外線に晒されています。
また、天窓周辺はゴミが溜まりやすく、防水パッキンの硬化が進んでいました。
パネルがあることで屋根の半分は見えませんが、露出している部分の劣化が激しいということは、屋根材全体の「限界」が近いことを示唆しています。
剥がれ落ちる表面層。防水の鎧を失ったスレートの素顔
屋根材の小口中心に見られる塗膜の剥がれと割れ
屋根材の端(小口)を詳しく見ると、塗装がパリパリと剥がれ、あちこちに微細なひび割れが走っています。
スレートを守る「塗膜」という鎧が完全に剥げ落ち、セメントの素地が剥き出しの状態です。
防水機能が失われたスレートは、雨が降るたびに水を吸い、晴れると乾いて収縮します。
この繰り返しが屋根材にストレスを与え、27年の歳月をかけて「割れ」という形での寿命を突きつけているのです。
湿気の溜まり場。軒先に根付いたコケが語る水の滞留
軒先に近い屋根材の小口に発生したコケ
雨水が最後に集まる軒先付近の屋根材に、緑色のコケがびっしりと付着しています。
コケが生えているということは、そこが常に湿っている証拠です。
屋根材が水を弾かなくなったため、常に水分を保持してしまっています。
コケの根はスレート内部に深く入り込み、素材を内側からボロボロにします。
ここまでコケが回っていると、高圧洗浄をしても素材を傷めるだけで、塗装が長持ちする土台はもう残っていません。
雪止めアングルに潜むリスク。水の通り道に現れる劣化の集中
雪止め付近の水の吸い込みとコケの発生
雪を止めるための「Lアングル」周辺を調査しました。
金具の周りに水が滞留しやすく、他の場所よりも吸水による変色とコケの発生が著しく進んでいます。
雪止め周辺は雪解け水が長く留まる場所です。
そこが集中的に傷んでいるということは、冬のたびにスレートが水分過多になり、内部の合板まで湿気が回っている懸念があることを示しています。
27年の重み。メンテナンスフリーという誤解が生んだ現実
27年間メンテナンスを行ってこなかった屋根全体
矩勾配の屋根全体を見渡すと、色あせと汚れで本来の彩りが失われています。
1999年の竣工から一度も手を入れていないため、劣化症状は屋根の全面に及んでいました。
オーナー様の「そろそろ…」という直感は正解でした。
塗装で見た目を綺麗にできたとしても、素材の脆化(ぜいか)は止まりません。
次のメンテナンスを考えれば、今このタイミングで根本的な解決策を取るべき時期に来ています。
屋根材の吸水が深刻で、すでに割れや反りが発生している今の状況では、塗装は単なる「色づけ」にしかなりません。
無理に塗装をしても、5年も経てば剥離が始まり、結局はカバー工法や葺き替えが必要になります。
特に今回は「矩勾配」のため、工事のたびに高額な専用足場代がかかります。
「塗装代+数年後のカバー工法代」を二重に払う無駄を避けるため、一回の足場設置で解決できる「カバー工法」こそが、お客様の資産を守る最も誠実な判断だと確信しました。
箕輪町を含む伊那谷エリアは、冬の朝晩の冷え込みが激しく、屋根に溜まった水分が凍る「凍結」による破壊力が非常に強い地域です。
一度水を吸うようになったスレートは、凍結のたびに内部から組織を壊されてしまいます。
また、箕輪町特有の強風は、弱った屋根材を吹き飛ばすリスクも孕んでいます。
そのため、今回は「吸水しない・飛ばされない」強固な金属屋根によるカバー工法が、この地の気候に最も合致した回答であると判断しました。
どうしても初期費用を抑えたい場合は、屋根強化プライマーをたっぷりと染み込ませる特殊な塗装も選択肢の一つではあります。
しかし、それはあくまで「延命」であり、10年、20年というスパンで考えれば、今回カバー工法を行ってしまった方が、トータルのコストは圧倒的に安く済みます。
目先の安さよりも、将来の安心と無駄のないコストプランを重視した「ガルバリウム鋼板カバー工法」を第一の選択肢としておすすめしました。
築20年以上が経過し、これまで一度もメンテナンスをしていないスレート屋根にお住まいの方は要注意です。
特に2000年前後の「ノンアスベスト」初期のスレートは、強度が不足しやすく、15年以上放置するとボロボロになりやすい傾向があります。
屋根にコケが見える、あるいは庭に黒い破片が落ちているような場合は、塗装での補修が間に合わなくなる一歩手前かもしれません。
カバー工法をすると、屋根が重くなって地震に弱くなりませんか?
ご安心ください。
カバー工法で使用するガルバリウム鋼板は非常に軽量で、瓦の約10分の1程度の重さです。
もともとのスレートに重ねても、建物への負担は最小限で、耐震性に大きな影響を与えることはありません。
矩勾配(かねこうばい)だと、工事費用が高くなりますか?
はい。急勾配な屋根では職人が安全に作業できないため、専用の「屋根足場」が必要になります。
その分コストは上がりますが、逆に言えば一度の足場設置で長く持たせる「カバー工法」を行うメリットが非常に大きい構造と言えます。
基本的には一旦パネルを脱着して施工することをおすすめしています。
パネルの下も屋根材の劣化は進んでいますので、この機会に屋根全体を新しくすることで、今後パネルのメンテナンスも安心して行えるようになります。
1999年築の屋根材が「デリケート」なのはなぜですか?
この時期はアスベストの使用が規制され始めた時期で、多くのメーカーが試行錯誤して新しいスレートを作っていました。
そのため、今の製品に比べると耐久性にムラがあり、塗装で復活させるのが難しい製品が多いためです。
天窓周りの処理を行う際は一時的に塞ぐこともありますが、基本的には今まで通りお使いいただけます。
カバー工法に合わせて天窓の防水パッキンなども新しくしますので、雨漏りリスクも解消されます。
「27年も放っておいたので、塗装で済むのか心配でしたが、プロの目で『今はカバー工法の方が安上がり』とはっきり言っていただき、迷いが消えました。
矩勾配で足場代がかかることも納得できましたし、これでようやく安心できます。」
とのお言葉をいただき、私たちも力になれて光栄です。
箕輪町の矩勾配の屋根は、その美しさが街の風景を作っています。
だからこそ、私たちはその美しさと機能を長く保てる提案をしたいと考えています。
「とりあえず塗る」のは簡単ですが、私たちは5年後、10年後のお客様の笑顔を想像して、最も合理的な答えを導き出します。
どんな急な屋根でも、私たちがしっかり診断しますので、安心してお任せください!
箕輪町は、松本平などに比べると雪が残りやすいエリアでもあります。
矩勾配の屋根は雪を滑り落とすには最適ですが、滑り落ちる際の摩擦や、雪止めに掛かる負担は相当なものです。
水分を含んだスレートにとって、冬の間の重みと凍結は最大の敵。
27年間、黙って耐えてきた屋根は、もう十分に役割を果たしてくれました。
これからは最新の金属屋根という新しい「鎧」を纏わせて、次の世代へお住まいを繋いでいきましょう。
今回は箕輪町での築27年のスレート屋根調査の結果をご紹介しました。
メンテナンスは「早ければ塗装」「時期を逃すとカバー工法」という明確な分かれ道があります。
今の屋根がどちらの道にあるのか、一度プロの視点で確認してみませんか?
イトウ住建では、箕輪町の地域特性を熟知したスタッフが、あなたの大切なお住まいを丁寧に診断いたします。
地域密着27年。
外装劣化診断士・2級建築士・施工管理技士が在籍する
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コロニアル屋根をカバー工法で工事した施工事例 3選
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