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下諏訪町外壁カバー工法と屋根塗装|屋根外壁同時施工で足場を有効に使えます
更新日:2023年9月18日
下諏訪町で窯業系サイディングの上に金属サイディングを重ね張りするカバー工事を行ったのでご紹介します。併せてそれに付帯する工事の様子もご紹介します。
サイディングとは板状の外壁材で、セメントと繊維質を混合して高熱処理をする【窯業系】、主にガルバリウム鋼板製の【金属サイディング】、樹脂製の【樹脂サイディング】、木製の【木質サイディング】のどの種類があります。特に窯業系サイディングは外壁材の約80%のシェアを持っています。
サイディング工事はほとんどの場合作業用の足場を架ける必要があります。1軒のお家にぐるっと全周足場を架けると20万円から30万円くらいかかります。せっかくそれだけの費用をかけて足場を架けるので、足場を架けないとできない工事を一緒にやったほうがお得です。軒裏や雨樋、破風、鼻隠しなどの塗装がそれにあたります。今回もその塗装を行いました。
まずは既存外壁の様子です。シーリングの劣化、塗膜の劣化が顕著です。サイディングボードの厚みも12mmと物足りない厚さです。シーリングの打ち替え、外壁損傷部分の補修、外壁塗装と、今後何度も塗装や補修を繰り返すよりは、今後メンテナンスフリーに近い金属サイディングの重ね張りをご提案し、ご契約いただきました。
金属サイディングを貼る前に付帯塗装をします。こちらは軒裏天井の塗装です。使用したのは関西ペイントのアレスワイドグリップという軒裏専用の塗料です。外壁塗装なら最後に塗るところですが、新しくサイディングを貼った後に塗装して汚してしまわないように、一番先に塗装します。
破風塗装です。こちらは関西ペイントのセラMシリコンを使いました。シリコン樹脂の高耐久塗料です。2回塗りで丁寧に塗っていきます。
屋根も塗り替えました。赤くなっているほうが下塗り後の屋根です。使った塗料は関西ペイントのさび止め下塗り塗料ザウルスEXⅡです。金属屋根なのでさび止め入りの下塗り材を使います。
続いて中塗り、上塗りともう2回塗装します。使用した塗料は関西ペイントのスーパーシリコンルーフ2液硬化型です。寒冷地に最適で硬化剤を混ぜて塗膜を固くし、凍った雪などに対抗します。
このように足場の必要な場所の塗装をしたら、いよいよ金属サイディング重ね張りの施工です。まずは下地作り、胴縁という角材を455mm間隔で打っていきます。弊社ではこの胴縁を木製ではなく樹脂製を使っています。万が一水が入っても腐食することはありません。
金属サイディング本体を胴縁に留めていきます。水平、垂直を見ながら丁寧な仕事です。
ベランダの外壁だけ柄を変えてアクセントにしました。ここまでやると約30万円かかった足場代も高いものではありません。お施主様も喜んでおられました。
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