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下諏訪町棟板金交換工事|強風で飛んだ棟板金を交換|ポイントは樹脂製下地
更新日:2022年11月8日
諏訪郡下諏訪町で強風で飛んだ棟板金の交換工事を行いました。
下諏訪町は御柱祭で有名な諏訪大社下社があり、中山道の宿場町として日本史にも登場する温泉街です。私の地元でもあります。
棟(むね)とは勾配の方向が違う屋根面が交差するところです。屋根の頂上で水平にあるのが大棟(おおむね)、概ねの端から屋根の角にあるのが隅棟(すみむね)下がり棟といいます。
棟板金が強風などで外れて飛んでしまったという事例は弊社でも何件も工事してきましたが、なぜ強風などで飛んでしまうのか、原因は一つ、下地の劣化です。
棟板金が外れてしまった棟の様子です。
白っぽく見えるのが棟板金を止めるための下地【ヌキ】です。棟の工事をしていない限り、ほとんどの場合は下地のヌキは木材を使っています。木材なので雨に濡れて腐食したり、木が痩せて節と節が広がったりします。棟板金はヌキに釘で止めているので、木材が劣化して釘が効かなくなり、板金が飛んでしまうのです。
棟板金は3mくらいあるので、これが落ちて下にある車や、隣家、人に当たったら大事故です。今回は幸いにも人や物には被害がなく、ご自分の家の庭に落ちていたようです。
棟は屋根と屋根が交差するところなので、交差しているところで隙間ができます。工事するまでに雨が降るとそこから雨漏りする危険があったので、下見の段階で防水テープを貼っておきました。応急処置なのでしっかり直さなければいけませんが、一旦雨漏りは回避できたと思います。
工事の様子です。
腐食した木材(ヌキ)を撤去して、墨出し(すみだし)をします。墨出しはチョークの粉が入ったケースの中に糸が巻いてあり、糸を引っ張り出すとチョークの粉が糸につきます。
始点と終点を糸で結んで、糸を弾くとまっすぐな線が引ける、という道具です。その線に合わせて新しい下地材を取り付けると、まっすぐな棟ができます。
外れずに残っていた棟板金は使えそうだったのできれいに外してとっておき、飛んでしまった板金のみ交換することにしました。
今回の工事のポイントは棟板金の下地材です。古い木材の下地を撤去して、新しい下地を同じように木材にすると、いずれまた板金が飛んでしまう危険があります。二度と棟板金が飛ばないように、弊社では棟板金の工事には樹脂製の下地材を使います。樹脂製なので腐食することも痩せることもありません。板金はビス止めするので、簡単に抜けることもありません。
棟板金を取り付けます。
新旧の棟板金が混ざった棟になってしまうので、若干色の違いが出てきますが、そこはご了承いただいています。
今回は大棟と隅棟の一部が飛んでしまい、折れ曲がって使えなかったのでここは新しい板金を取り付けました。
棟板金のジョイント部分もどうしても隙間ができてしまうので、コーキングで防水処理をします。たまにこのジョイント部分のコーキングがされていない屋根を見ます。大手ハウスメーカーの屋根に多いのですが、ここはしっかりと防水しなければいけないところです。
工事が終わりこれで一安心です。
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