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茅野市屋根10年点検|10年前にフッ素を塗ったモニエル瓦のその後は
更新日:2023年3月22日
茅野市のお客様から温水ヒーターを交換してほしいというご依頼がありました。このお客様は10年前に屋根塗装をやらせていただいてからのお付き合いになります。温水ヒーターの交換はここでは省きますが、弊社では塗装後定期的に点検を行っており、ちょうど10年点検の時期でした。温水ヒーターの工事と一緒に屋根の10年点検も行いました。
モニエル瓦※で当時苦労して塗装したのを覚えています。モニエル瓦の塗装方法と10年後フッ素を塗ったモニエル瓦はどうなっているのかをご紹介します。
※モニエル瓦とは
モニエル瓦はセメント瓦の一種で、セメント瓦はそれ自体に防水性がないので表面を塗装しなければなりません。モニエル瓦はその表面に着色スラリー層という特殊な加工をされたセメント瓦です。着色スラリーとはセメント、砂骨材などを成分とする着色層が塗られていて、さらにアクリル系のクリア塗装がされています。防水性が高くデザインも豊富なので有能な屋根材です。
モニエル瓦を塗り替える場合、このスラリー層が厄介です。何もせずこの上から塗装をすると、スラリー増が剥がれて、その上の新しい塗膜も剥がれてしまいます。モニエル瓦の塗り替えにはスラリー層を徹底的に除去する必要があります。
小口(こぐち 断面のこと)が凸凹しているのが見えるかと思います。この凸凹がモニエル瓦の最大の特徴で、見分けのポイントになります。
スラリー層を除去せずに塗装をするとこのようにすぐに剥がれてきてしまいます。モニエル瓦の見分け方や、スラリー層を剥がして塗装しなければならないという知識がなく、そのまま塗装してしまうとこんな惨状になってしまいます。
こちらが、10年前にフッ素樹脂塗料を塗ったモニエル瓦です。当時は3~4人かかりで3角ら掛けてスラリー層を除去しました。
まず150kg以上の水圧をかけてスラリー層を高圧洗浄で落とします。通常の屋根の洗浄時間より3倍くらいかけて洗浄しました。次に高圧洗浄で落としきれなかったスラリー層をワイヤーブラシやカップサンダーなどで手作業で落とします。かなりの労力だったことを思い出します。
※写真はフッ素樹脂塗料を塗装してから10年経ったモニエル瓦です
スラリー層を完全に除去出来たら、塗装を始めます。むき出しのセメント瓦なので、下塗り材をどんどん吸い込んでいきます。
吸い込みがなくなるまで3回~4回下塗り材を塗ります。
そのあとで中塗り、上塗りと重ね塗りします。
この時使った塗料がAGCコーテックのフッ素樹脂塗料でした。当時は今よりも高額な塗料でしたが、高耐久性は立証されていたので採用した塗料です。
※写真はフッ素樹脂塗料を塗装してから10年経ったモニエル瓦です
もう2枚写真をご覧いただいてお分かりかと思いますが、塗装後10年経ったとは思えないほどツヤが残っていることがお分かりいただけるかと思います。
※写真はフッ素樹脂塗料を塗装してから10年経ったモニエル瓦です
モニエル瓦に限らず、金属屋根やスレート屋根、窯業系サイディングの外壁、ALCの義へ機など、様々な外装材に塗ったAGCコーテックのフッ素樹脂塗料は高耐久性や、長期間の美観に優れていることが実証されています。
他のシリコン系の塗料と比べると少々お値段がはりますが、それだけの価値がある塗料です。
※写真はフッ素樹脂塗料を塗装してから10年経ったモニエル瓦です
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