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各務原市で瓦屋根の棟や漆喰を点検、劣化のサインである黒カビが生えていました
更新日:2026年8月13日
瓦屋根の点検でまず最初に確認するのは棟の歪みやその周囲の漆喰です。棟は屋根の中でも最も雨水・風・地震の影響を受けやすく、劣化すると雨漏りや棟崩れに直結しやすい部分です。瓦そのものが長持ちしても、棟を支える漆喰や内部の土・固定材は先に傷んでしまいます。
昔ながらの瓦屋根の棟は、のし瓦と呼ばれる平たい瓦をレンガのように積み上げて作られています。そのため、瓦同士がズレて棟に歪みが生じるのです。棟を上や横からまっすぐに見て、歪みが生じていないか、のし瓦がズレたり飛び出したりしていないかを確認します。
棟の下には、隙間をふさいで雨水の侵入を抑え、棟内部の葺き土や下地を保護するために漆喰が詰められています。漆喰には、棟瓦まわりを安定させて、風や地震でのずれを起こりにくくする役割もあります。
漆喰の表面は元々白くなめらかな状態ですが、こちらの屋根では一部の漆喰にカビが生えて黒くなっていました。カビやコケは、内部に雨水が入っているサインです。カビが根を張ると、表面だけでなく内部の葺き土まで水分を保持しやすくなり、劣化が早く進みます。
棟の端部は鬼瓦が設置されていました。鬼瓦は装飾用というイメージがありますが、実際には棟端部の蓋としての役割も大きいです。鬼瓦の裏側の棟との継目の部分は、防水と鬼瓦の固定のために漆喰が盛られているケースが多いです。しかし、こちらの屋根では、漆喰ではなくシリコン系のシーリング材が使われていました。シーリング材は漆喰よりも高い防水性・密着性があるため、近年では一般的になっています。
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