岐阜市｜複数の瓦を使った瓦屋根の点検！セメント瓦・いぶし瓦が劣化してボロボロに
更新日：2025年9月9日
瓦屋根の部分には、セメント瓦、いぶし瓦の2種類の瓦、さらに、金属製の屋根材が使用されているところもありました。
このように複数の屋根材が使用されているのは、増改築や修理を繰り返したためでしょう。
セメント自体は防水性がなく、表面の塗装がはがれると、水を吸収してひび割れやすくなってしまいます。
そのため、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
こちらのセメント瓦は、すでに塗装がはがれてしまい、瓦自体もボロボロになっています。
このままでは、瓦自体がひび割れてしまうのも時間の問題です。
屋根の継ぎ目から右側は新しい瓦に変わっていますが、こちらは一度葺き替えているのでしょう。
いぶし瓦は、製造時にいぶすことで表面に炭素膜ができ、独特のいぶし銀と呼ばれる色合いになります。
しかし、時間の経過とともに、紫外線や雨風の影響で表面の炭素膜がはがれ、色むらができてしまうのです。
こちらの瓦は、さらに劣化が進行し、色むらというよりも全体的に色が変わっています。
完全に下地が見えてしまっており、雨が降ると雨水が入り込んでいるはずです。
このままでは、雨漏りなどのトラブルがすぐに発生してもおかしくありません。
なるべく早めの対応が必要な状況です。
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