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美濃加茂市で瓦屋根調査、雨漏りの原因は銅製谷樋の劣化でした
更新日:2023年7月6日
美濃加茂市にお住まいのお客様より、屋根から雨漏りしているとの事でご相談を頂きました。築30年以上経過し、屋根のメンテナンスは一度もされていないとの事でしたので、早速現地にお伺いさせていただき原因特定の為に調査をさせて頂きました。
まずは雨漏りしているという室内を見させていただきました。主に二階天井を確認させていただきますと、部分的に雨漏りが酷く天井が落ちそうな程に腐食が進んでしまっておりました。
それから屋根に上がらせていただき、室内に雨漏りしている原因は何か特定するために屋根に上がらせていただきました。谷樋が絡む複雑な屋根形状になっておりました。瓦屋根で雨漏りしている時にまず箇所は漆喰の経年劣化や谷樋です。棟の土台を保護する漆喰も剥がれてしまうと雨漏りにも繋がりますし、谷樋もオーバーフローや錆によって穴が開いたりしますと、直下のお部屋に雨漏りする事もございます。
築30年ですので、漆喰の経年劣化はもちろんですがそれよりも気になるのが谷樋板金です。こちらのお住まいの谷樋は銅が使われていました。どんな建材も永遠に使用できるものはございません。銅製の建材はその中でも長期間使用できる建材として、屋根や樋に使われてきました。使い始めはピカピカに光っているように見えますが、年数が経過してきますと緑青になり風合いを楽しむことができ、それも銅製の屋根や樋を使う楽しみでもあります。
気になった箇所の谷樋付近の瓦を捲りますと、谷樋に穴が開いてしまっておりました。雨が降る度に同じ箇所へと雨水が滴り落ち、天井が崩壊するかのような状態を生み出していたのだと思います。防水紙が活きていればまだいいのですが、築30年以上も経過してきますと屋根のメンテナンスをしていても防水紙の劣化は止まりません。瓦屋根であれば葺き直し、軽量で地震や台風に備えて軽い屋根材にする時は葺き替えを行い防水紙も同時に新しくする事で雨漏りを防ぐことが出来ます。
今回は瓦は風災による二次被害も考慮して軽量でお住いへの負荷も下がる金属屋根であるスーパーガルテクトにて葺き替え工事をするご提案をさせて頂きました。
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