池田町のお客様より、屋根が傷んでいるので葺き替えを検討しているとお問い合わせをいただき、現場を確認して参りました。屋根を拝見すると、セキスイの「かわらU」という屋根材が使われていました。1970年から2007年までの37年間のロングセラー商品として名高いかわらUは、当時ではまだ珍しかったカバー工法ができる屋根材として一世を風靡しました。カバー工法とは既存の屋根撤去せず新しい屋根を上から葺くという工法で、廃材がほとんど出なかったり撤去の手間がなく工期も短く比較的安価に施工できます。とても画期的なメンテナンス方法として人気を博し、現在もカバー工法は屋根メンテナンスの主流となっています。非常に多くの住宅でかわらUを使ったカバー工事が行われて行きましたが、後々かわらUの問題が発覚していきます。