岸和田市天神山町のセメント瓦の洗浄から塗装までをご紹介します！
更新日：2025年9月20日
セメント瓦は水を吸収しやすいので、表面を塗装して保護しています。写真は塗装前の屋根の状態で、全体的に色褪せてきてました。
セメント瓦は瓦の中では軽量なので、地震などの揺れが起こった際には有利ですが、表面の塗膜の劣化が進むと素材のセメントの劣化も早くなります。素材のセメントが劣化してから塗装しても、劣化した状態が良くなるわけではありませんので、早めの塗り替えを行うことをお勧めします。
そしていよいよ塗装開始です。
塗装工事では一般的に下塗り・中塗り・上塗りの三回塗装します。写真は下塗りをしている様子で、今回は吹付での塗装ですので、塗料が回りに飛散しないように足場にシートを張って保護してから塗装しています。
中塗り・上塗りと、この上に塗料を塗り重ねるのですが、その上塗り塗料が塗装面にしっかりと密着するように、助ける役割が下塗りにはあり、重要な工程です。もし、下塗りをしないで上塗りすると、塗料のくっつきが良くありませんので、塗膜の浮きや剥がれの原因になります。
中塗り・上塗りはローラーで行っています。吹付でもローラーでも工法が違うだけですので仕上がりは同じです。吹付の場合は先ほどお伝えしたように塗料の飛散には気を付けなければいけません。
塗装前は色褪せて見た目もザラザラした感じでしたが、塗装で艶のある屋根になります。
セメント瓦は、塗膜が劣化すると雨などの水分を吸収するようになってしまいます。それにより、セメントの成分であるカルシウムが雨と一緒に流れ出してしまい、骨材が現れ、表面がザラザラとしてきます。そのような状態を放置すると、瓦が少しの衝撃で割れるようになります。1度脆くなってしまった素材は塗装で強くなるわけではないので、そうなる前に定期的なメンテナンスをお勧めします。
塗膜が劣化し、セメント瓦の表面がザラザラとしている感じが伝わります。
これでまた、雨からお家を守ってくれますね。
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