阪南市の2階建てで台風被害セメント瓦の棟が飛散し下地が露出
更新日：2025年10月10日
お客様からのご依頼を受け、現場調査にお伺いしました。
D様邸の屋根は、かつて多くの住宅で採用されたセメント瓦でした。
セメント瓦ってどんな瓦？
セメント瓦とは、セメントと砂を混ぜて作った瓦のこと。
セメント瓦のメリットは？
✅セメント瓦は重さがある分、熱や音を通しにくい。
✅適切なメンテナンスをすれば、30年程度使える丈夫な屋根材
✅しっかりとした重さがあるので、台風や強風で飛ばされにくい。
✅瓦の中で価格が安価。
セメント瓦のデメリットは？
✅塗装が10〜15年ほどで色あせたり、はがれたり劣化しやすい。
✅塗り直しやひび割れの補修など、定期的な手入れが必要。
✅セメント瓦は重さが1枚あたり約3～4kgあり、地震のときに揺れが大きくなる可能性がある。
✅年数が経つと、屋根全体の見た目が古びた印象になってしまう。
棟瓦とは？
棟瓦とは、つなぎ目を上から蓋をするように覆っている半円状の瓦のこと。
谷樋ってなに？
谷樋とは、屋根と屋根がくっついてできる“くぼみ”に設置される、雨水を流すための道のこと。
谷樋に瓦が落下していると、雨水の流れを阻害し、深刻な雨漏りに直結する非常に危険な状態になっています。
D様邸が屋根の修繕を行う場合は、谷樋にある棟瓦を撤去する段取りにしています。
セメント瓦にひび割れがあると、その割れ目から雨水が屋根材に入ると雨漏りを起こす原因にってしまいます。
谷樋沿いの瓦は、雨水が毎回多く流れることにより劣化するスピードが早くなります💡
D様邸が屋根の修繕を行う場合は、ひび割れしている瓦は、瓦の修復を行うつもりにしています。
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波型瓦ってどんな瓦？
波型瓦とは、瓦表面に波のようなうねりがある屋根瓦のこと。
割れている波型瓦は、割れ目から雨水が入り、雨漏りしてしまいます。
D様邸が屋根の修繕をする場合、割れている波型瓦は、新しい瓦に交換しようと思っています。
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波型瓦が大きく破損し、その下にある防水シートがむき出しになっている状態でした。
波型瓦とは？
波型瓦とは、表面が波打つようにうねっている形をした瓦。
防水シートとは？
防水シートとは、屋根の下に敷かれている雨水を防ぐためのシート状の素材。
防水シートは、瓦の下で雨水の浸入を二次的に防ぐ、住宅の防水性を保つための最後の砦です。
防水シートが露出している状態では、いつ雨漏りが発生してもおかしくありません。
また、波型瓦には広範囲にわたる大きなひび割れや、一部が完全に欠落している箇所も複数確認され、屋根全体の防水機能が著しく低下していることが明らかでした。
D様邸が屋根の修繕を行う場合は、広範囲にわたって破損している波型瓦は、新しい瓦に交換する段取りにしています。
瓦がひび割れていると、割れ目から雨水が屋根材に侵入して雨漏りしてしまいます。
D様邸が屋根の修繕をする場合は、ひび割れしている波型瓦は、新しい瓦に交換する予定にしています。
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瓦が欠落し、防水シートが見えている状態で、長い間防水シートが露出している状態だと、防水シートが濡れて劣化してしまいます。
防水シートが破れると、木材や断熱材に水が染みこみ、腐食やカビの原因になります。
波型瓦が一部欠落している所や、波型瓦が一部割れている所は、D様邸が屋根の修繕を行う場合は、瓦を新しい瓦に交換しようと思っています。
屋根の棟部分の破損はさらに深刻で、一部大きく破損した棟瓦の下からは、防水シートだけでなく、貫板(ぬきいた)までが露出していました。
貫板とは？
貫板とは、屋根の棟部分にある瓦や板金を固定するための土台となる細長い木の板。
これらの木材は、風雨に直接さらされることで劣化が進行しており、棟全体の構造的な脆弱性が懸念されます。
D様邸が屋根の修繕を行う場合は、貫板が破損している部分は、貫板の修復をし、棟瓦の積み替えを行う段取りにしています。
降り棟ってなに？
降り棟とは、屋根の一番高いところにある真ん中の棟から、 斜めにスーッと下へ降りてくる、もう一本の瓦の線のこと。
降り棟も台風の被害を受けて破損し、同様に貫板が露出していました。
棟は屋根の中でも特に風の影響を受けやすい部位であり、今回の台風の尋常ではない威力が、棟瓦やその下地材に深刻なダメージを与えたものと推測されます。
台風被害で破損した降り棟の棟瓦は、D様邸が屋根の修繕を行う場合は、貫板を補修して棟瓦を新しく積み替えるつもりにしています。
皆様のお家でも住宅の外回りに関するお困り事でお悩みでしたら、実績のある街の屋根やさん岸和田店にご相談下さいね。
D様邸には、屋根の修繕工事として、棟の下地の木材の補修と棟瓦の積み直し、波板が瓦が割れている箇所の交換のご提案をし、新しい棟瓦が黒色になるため屋根塗装もすることになり、この内容でお見積書を作成することになりました。
後日、御見積書を提出し、工事のご依頼をいただきました。
D様邸は、今回の台風で、屋根以外に雨樋と、テラス、玄関ドアにも被害を受けました。
次回のブログでは、雨樋と、テラス、玄関ドアの現場調査の様子をご紹介します。
是非、次回のブログもご覧下さいね。
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