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泉南市のスズメ口の漆喰をベースモルタルに詰め直しました
更新日:2024年8月20日
泉南市にお住いの皆さまこんにちは!街の屋根やさん岸和田店です。
この記事をご覧いただいている方の中に「軒先の漆喰・のきさきのしっくい」の剥がれで心配されている方はおられますか?
軒先とは屋根の流れの先端部分のことで、漆喰とは瓦の隙間を埋めたり瓦を固定するために詰められる粘土
のような建材です。
泉南市にお住いのT様より、玄関庇(げんかんひさし)の漆喰の剥がれのことでご相談をいただき、漆喰の詰め直し工事を行いましたので、その様子を現場ブログでご紹介したいと思
います。
軒先の瓦と板の間に詰められた漆喰が剥がれてきている状態で、瓦が落ちないか心配されていました。
軒先の瓦と板の間のことを「スズメ口・すすめぐち」と呼びます
T様邸の漆喰が剥がれた部分は「スズメ口」です。名前の通り、スズメが入り込んで巣を作ることからそう呼ばれています。玄関先に出た時に、地面に白い塊がいくつか落ちていたので漆喰の剥がれにお気づきになられました。スズメ口の漆喰が剥がれると、小動物が巣を作ったり、瓦の固定力が低下してズレやすくなってしまいます。また、吹き上げの強風がスズメ口に吹き込むと瓦がめくれ上がる可能性が高くなってしまいます・・!
「今回、漆喰を詰めてもまた落ちてきますよね・・。お向かいさんみたいにセメントのようなものを詰めてもらうことはできますか?」というご相談がありました。スズメ口に漆喰が詰められているのは一般的ですが、S様が心配されていたので、ポロポロと落ちにくいモルタルに詰め直すご提案をさせていただき工事に至ります。使用するのは「ベースモルタル」で、
モルタルよりも軽量なので軒先への負担が少なく済みます。
修理当日は脚立と足場板で簡易足場を設置して作業しました。簡易的な足場なので、落下するなど事故が無いように慎重に作業を進めています。
スズメ口に詰められた漆喰を撤去して詰め直します。接着力が低下して剥がれてきている漆喰の上から新しい漆喰などを詰めても、古い漆喰と一緒に剥がれてきてしまうので、もともとあった漆喰はすべて剥がして撤去しました。
スズメ口の表面の漆喰を剥がすと、一緒に丸めた紙が出てきました。スズメ口は奥が深いので、漆喰を詰める時に奥まで入り込まないようにするための「バックアップ材」の目的で使用されていた紙です。丸めた紙
を詰めることで、表面に塗装しやすくなりますし、その分漆喰の量を少なくて済みます。この工事ではバックアップ材を使わず、剥がれにくいベースモルタルを奥までしっかりと詰めさせていただきます。
この工事で漆喰の代わりにベースモルタルを詰めます。ベースモルタルは通常のモルタルよりも軽量で、不燃性・
断熱性があります。乾燥する際の収縮が小さい
ので、その分
ひび割れが少なくなります。また、厚塗り・薄塗ができるので様々なケースに対応できます。
マスキングテープを貼ってからベースモルタルを詰めていきます
ベースモルタルを詰める際は、必ず周りに付着して汚してしまうので、取り合い部分にマスキングテープを貼って保護した状態で作業を行ないました。水で練ったベースモルタルを小さなコテにのせ、塗りつけて奥まで押し込みながら塗装します。水の量が多いと詰めた時に垂れさがってくるのですが、熟練の職人なので、ベースモルタルの水分の調整もうまくいっています。
バックアップ材を使わずベースモルタルを奥まで詰めました
バックアップ材を使わず、ベースモルタルを奥までしっかりと詰め
、表面をきれいに整えました。ベースモルタルが奥まで繋がっている状態なので、ポロポロと剥がれてくる心配がなくなりました(^-^)/
見た目もきれいに仕上がっていますし、小動物やハチが入る隙間もありません。
漆喰が剥がれて気になっているかたはおられますか?
漆喰の剥がれを長い間放置し続けると雨漏りしたり、瓦がズレたり強風で飛ばされてしまいます。
「家の周りに白い塊
が
落ちてるけど何か分からなくて不安・・」というご相談でも大丈夫◎です!是非お声かけくださいね。
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