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忠岡町の台風被害に遭い雨漏りした住宅の現地調査に伺いました
更新日:2025年9月11日
平成30年に関西方面に上陸した台風21号で屋根に被害があり、
部屋内に雨漏りが発生した住宅の屋根の調査の様子をご紹介します。
台風21号は大型の台風で、当時は「まさかこんなことになるなんて・・・」
と思われた方が多かったと思います。
台風の最中、とてつもない強風と雨におびえながら家の中で台風が過ぎるのを待ち、
静まったあと表に出るとあちこちで飛散物が散乱し、瓦が飛散したり、電線が切れていたり、
電柱が倒れている光景が広がっていたのを覚えています。
この記事では、台風の被害で部屋内に雨漏りした事例をご紹介します。
強風・雪・雹(ひょう)などの自然災害でお困りの方へ
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◇◆◇ K様邸は木造・2階建ての住宅です ◆◇◆
◆ 築40年前後
◆ 屋根・・土葺きの青い釉薬瓦
◆ ご相談内容 ◆
台風で2階の和室の天井と縁側に雨漏りが発生し、ご自身で応急処置はされたそうですが、修理ができていない
「台風で2階の和室と縁側に雨漏りして、自分で応急処置はしたんですが修理ができてないんです」
とのご相談で、現地調査にお伺いしました。
部屋内に雨漏りしているので、まずは雨漏り箇所を確認しました。
2階の和室の天井に発生した雨漏りの状況です。
台風の最中、天井から雨水がポタポタと落ちてきたそうです。
同じく1階の縁側の天井にも雨漏りしています。
和室の雨漏りに気づき、部屋中確認すると縁側でも雨漏りしていたそうです。
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雨漏りはその時の風向きや雨の量によって、目に見えるところに出てきたり出てこなかったりします。
「台風や強風を伴う雨、長雨の時に雨漏りして、通常の雨の時は雨漏りしない・・・」
という声をよく聞きます。
強風を伴う雨や大雨、長雨が続いた時には、通常の雨なら当たらない部分に雨水があたったり、
内部でじわじわと雨漏りしていた部分が長雨によって部屋内に出てくることがあります。
⚠ 雨漏りを放置すると、見えない部分で重要な木部が腐食し建物の耐久性を脅かしたり、白蟻がついて二次被害を引き起こしたり、カビの発生で健康を害することがあります!
雨漏りを見つけたらできるだけ早めに業者に相談しましょう。
被害を拡げないためにも雨漏りには早急な対応が必要です!
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◆◇ 部屋内に発生した雨漏りの状況を
確認した後、屋根の調査を行いました ◇◆
K様邸は土葺きで青い釉薬瓦を葺いています。
釉薬瓦とは・・粘土を瓦の形に形成し、釉薬といううわぐすりをかけて焼いた瓦のことで、表面がガラス質で覆われています。
K様は、部屋内に雨漏りしたのでご自身で応急処置をされたそうです。
お話の通り、被害箇所をブルーシートで覆っていました。
写真は屋根のケラバ部分で、手で触って確認すると袖瓦が飛散していました。
ケラバとは・・屋根の妻側の一番端
袖瓦とは・・屋根の勾配方向の一番端に葺く瓦
棟瓦や鬼瓦、棟巴がズレたのか、飛散を防止するためか分かりませんが、養生テープを貼って固定されていました。
養生テープは防水用のテープではないので、雨水にあたると粘着力が弱くなり剥がれてしまいます。また、固定力も強くないので、長くはもちません。
この状態からすると、応急処置をし直すか、早めの修理が必要です。
反対側の棟巴にも養生テープを貼って固定していました。
台風直後はその被害の大きさから、どの業者も忙しく「応急処置にも来てくれない」という声をたくさんお聞きしました。
そのため、K様のようにご自身で応急処置をされる方がいましたが、屋根の上での作業は大変危険ですので、絶対に上らないでください。
万が一落下して怪我でもすると元も子もありません。
下屋にも被害がありました。
玄関屋根の袖瓦が割れており、下に防水シートを敷いてテープを貼って処置されていました。
被害箇所を近くで見ると、割れた袖瓦の下にある谷樋板金がめくれ上がったのか、防水シートを下に挟んで瓦の上にブロックを置いて押さえていました。
⚠ 瓦が割れたりズレて隙間があくと、そこから雨水が浸入して雨漏りしてしまいます!
下屋の軒先瓦も落下したそうです。
軒先瓦の裏側が軒裏の場合は、瓦が落下しても部屋内に雨漏りする可能性は少ないですが、お部屋がある場合は部屋内に雨漏りする危険性があります。
特に軒先は屋根の上から流れてきた雨水が集まる箇所ですので、注意が必要です。
下屋の壁際の瓦も数枚割れていました。
K様邸の縁側の天井の雨漏りは、この壁際が原因の可能性が高いです。
台風の影響で下屋に被害が遭った住宅がたくさんあり、そのほとんどが上の屋根から瓦が落ちてきたり、隣の住宅の瓦が落ちてきて被害に遭ったケースです。
2階の庇の壁際に施工しているのし瓦が抜け落ちていました。
2階の和室の天井に発生した雨漏りは、この部分が原因の可能性が高いです。
普段は雨水があたることはほとんどないですが、台風の強風を伴う雨の影響で雨水が入った可能性があります。
この部分は応急処置していないですが、通常の雨なら雨水があたらないので、その後雨漏りしていないのでしょう。
◆ 足場の設置 ◆ 飛散した瓦と割れた瓦の復旧 ◆ 自然災害に備えて被害に遭いやすい瓦をビスとシーリングで補強
内装の工事は、屋根の修理後に検討されるとのことで、今回はお見積書の中には含まれておりません。
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⚠ 台風や地震などの自然災害は時に想像を超える被害を引き起こすことがあります。
「多分大丈夫だろう」と、軽視せず、できることから備えましょう。
台風の被害に遭う前に!台風に備えて屋根とお住いの対策をしておきましょう
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