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岸和田市で増築部の取り合いに設置した谷樋が劣化し雨漏りが発生!
更新日:2025年9月12日
岸和田市の雨漏りの現地調査です。K様邸は木造で、2階建ての母屋(築50年)と平屋建ての増築部(築40年)があります。雨漏りしているのは増築部の和室で、天井から浸入した雨水の影響で聚楽壁や畳が傷んでいました。
屋根を確認すると、母屋と増築部の取り合いに設置されている銅板の谷樋が劣化しており、そこから雨水が浸入した可能性が高いことから、瓦を一部めくって谷樋を入れ替えるご提案をさせていただきました。既存の瓦は薄型の特殊な瓦で、経年で割れやすくなるため、めくる際に破損する可能性が高く、同じ瓦がもう製造されていないのでガルバリウム鋼板を加工して屋根を復旧するご提案です。また、谷樋の上にあるベランダも劣化が進んでおり、防水性が低下していたので雨漏りを確実に止めるために防水の施工をお勧めしました。
雨漏りで傷んだ内部もきれいにしたいとのご希望で、壁の塗り替えや襖、障子の張り替え、畳の新調もご提案しています。
雨漏りしているのは写真正面の平屋建ての増築部にある和室です。
2階建ての母屋の奥に平屋建ての住宅を増築して繋いでいる形状です。
増築してふたつの建物を繋げる場合、両方の屋根の取り合い部が弱点になりやすく、雨漏りでお困りの方が多くおられます。
まずは雨漏りしている室内を確認させていただきました。
平屋建ての増築部にある和室の天井から雨水が浸入し、壁を伝ったことから、古くなった聚楽が剥がれていました。また、天井板も腐食しています。
雨漏りがひどく、畳もビショビショに濡れてしまったことから、畳を一部上げておられました。
畳は中に藁がたくさん詰まっていますので、雨水が中まで染み込むとなかなか乾かず、敷いたままにしておくとカビが生えることもあります。
この和室の雨漏りは1か所だけではありません。
入った雨水は少ないということですが、天井に雨染みが残っていました。
同じ和室で、押入れの天袋の中の天井にも雨染みが残っていました。
押入れの中に物が入っていると、こういった雨漏りに気づきにくいので、大雨の後など定期的に点検するといいでしょう。
雨漏りの原因を探るため、上の屋根を確認しました。
向かって右側が増築部で、左側が母屋です。母屋側にはベランダが設置されています。
ベランダの下には母屋と増築部との取り合いがあり、ベランダを含めて雨漏りの弱点になりやすい箇所です。
増築部と母屋が繋がっている部分の屋根には取り合い部に谷樋を設置しています。
谷樋とは屋根の谷になった部分に設置する雨樋のことで、増築部の屋根に落ちてきた雨水が谷樋に流れ込んできます。
谷樋を確認すると、銅板の谷樋でした。
銅板は月日とともに緑青(ろくしょう)と呼ばれる緑色に変化します。銅板の表面が緑青で覆われると、耐久性が高まり長持ちされると言われて、昔は多くの住宅で使用されていましたが、最近は銅板に穴があく事例が多発していますので、あまり使われなくなりました。
銅板に穴があく理由は定かではありませんが、瓦から落ちてくる雨水の衝撃で銅板がすり減って薄くなり穴があいたり、酸性雨の影響、瓦の成分の化学反応が原因だと言われています。K様邸の谷樋も劣化して薄くなっている箇所がありました。
谷樋の劣化により雨漏りしている可能性が高いという見解で、谷樋の際の瓦をめくって、錆に強いガルバリウム鋼板の谷樋に交換するご提案をさせていただきました。K様邸の瓦は特殊な薄型の瓦です。経年で割れやすくなるため、瓦をめくる際に破損する危険性があります。新しい瓦で復旧したいところですが、同じ瓦はもう製造されていないため、ガルバリウム鋼板を加工して屋根を復旧する仕様になりました。また、雨漏り箇所の近くにあるベランダも劣化が進んでいて、防水性も低下していたので雨漏りのリスクを低減するためにベランダを防水するご提案もさせて頂きました。
雨漏りの影響で壁の聚楽が剥がれたり、畳が傷む被害を受けました。また、襖や障子も古くなってきていたので、この機会に内装もきれいにリフォームしたい、とのご希望です。
雨戸の戸袋のご相談もありました。
木製の戸袋が劣化して表面が剥がれてきていたので、これ以上劣化が進まないように修理するご提案です。
雨が降るたびに雨漏りすると、天気が悪くなる度に心配がつきまといます。雨漏りは建物の耐久性を脅かすだけでなくカビの発生で人体に悪影響を及ぼすこともありますので、繰り返し雨漏りするようでしたら業者に相談してきちんと修理しましょう。街の屋根やさん岸和田店は雨漏り修理に実績が数多くありますので、安心してお任せください。
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