岸和田市の日本瓦の屋根の降り棟や隅棟を修復し台風に備えました
更新日：2025年9月26日
S様邸の降り棟はのし瓦を4段積み上げている立派な棟です。棟の本体はしっかりとしていたので解体しません。
土葺きの屋根は下地に粘り気のある土を敷いて瓦を固定していますので、間に土を挟んで瓦を復旧します。
棟の内側に水が廻らないようにのし瓦に勾配を付けないといけません。
新しい葺き土をのせても間に隙間ができると密着性が低下して意味がないので葺き土を多めに載せて施工します。
棟の端から端まで固定したので安心です。
棟の中には瓦と瓦との隙間がありますので、被害に遭うと雨漏りする可能性があります。雨漏りしていなくても、棟の内側に雨水が廻って下地の土が流れてバランスが崩れることで悪影響を与えてしまいますので、放置せず修理しましょう。
地瓦は雨水が流れる経路ですので割れたり隙間があくことがあると、そこから雨水が浸入して雨漏りしてしまいます。割れた瓦はすべて新しい瓦に差し替えます。
葺き土が乾燥していたり流れていると瓦をしっかりと固定することができません。
屋根面の瓦がズレたり飛散するのを防ぐためにシーリングを充填して瓦同士を繋いでしっかりと固定しました。この作業を「ラバーロック」と言います。
ラバーロックは瓦がバラバラに飛散するのを防ぐのに効果的とされています。
S様邸の屋根は面積が広かったので、ラバーロックの際にたくさんのシーリングを使用しました。
近年は勢力の強い台風がよく発生するようになり、いつ上陸するかと心配になります。台風が上陸するたびに被害を受けると費用面でも精神的にも負担がかかります。今後のことを踏まえて屋根をメンテナンスしたい、とお考えの方は街に屋根やさん岸和田店にお気軽にご相談ください。
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