岸和田市でテラス屋根が本体ごと飛ばされ軒先の瓦なども落下
更新日：2025年10月15日
台風21号ではものすごい強風に見舞われ、あらゆるものが飛ばされてしまいました。S様邸のようにテラス屋根やカーポートが倒壊している住宅もたくさんありました。
S様邸のテラスがある方向には大きな池があり、風がまともに吹き抜けた可能性があります。
すぐ上にある屋根を見上げると、樋が飛散し、軒先の瓦もなくなっていることが確認できました。
「瓦がいっぱい落ちてきたから、とりあえず応急処置してもらったけど、そのあとの工事が全然進まないんです」
お話の通り、養生のブルーシートも見えました。
ベランダの端の手すりが一部分飛ばされて無くなっていました。
「向こう側に行くことはないから大丈夫だけど、手すりがグラグラするんです」と、心配されていました。
ベランダでつまづいて倒れたら手すりが折れて一緒に落下する危険性があります。
軒先の瓦が飛散し、ところどころ抜け落ちていました。
飛散した瓦の下の軒樋もなくなっているので、雨が降るとここから雨水が大量に流れ落ちてきて、更に不安が募る、とのことでした。
屋根から雨水が直接ベランダをたたきつけるので、ベランダの劣化を進める原因にもなります。
棟とは勾配屋根の三角になった頂点部分のことで、軒先に向かっている棟を降り棟と言います。
棟は屋根面の取り合い部分で、雨水が内部に入るのを防ぐために下に流れるように勾配を付けて瓦を積んでいます。棟に雨水が入るとその勾配が崩れて、雨漏りの原因になります。
テラス屋根の下には1階のテラスがあり、そこに瓦が落ちたのか、飛散物がぶつかったのか波板が割れていました。
屋根と雨樋の修復と新しいテラス屋根の設置、1階のテラスの波板張替えのご提案をさせていただき、後日、風雨災害に伴う各所修復工事を行いました。
次は屋根の修復の様子を分かりやすくご紹介します。
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