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高石市で雨漏りが発生し屋根や小屋裏、ベランダを調査しました
更新日:2025年10月6日
高石市にお住いのK様より「大雨が続いた日に2階の天井に雨漏りの跡が付いていて、天気のいい日に小屋裏を確認したら、日差しが入ってきているのが見えたんです。家自体が古くなってきているし、この機会に屋根を葺き替えようと思っているので相談にのってもらえませんか?」とご相談いただき、現地調査にお伺いしました。
K様邸は築50年の住宅で、土葺きの瓦屋根で、雨漏りが発生しています。また、大阪北部地震が発生した時に、重い屋根が心配だということで、雨漏りを含めて今後安心して暮らせるように屋根の葺き替えをご検討されていました。
この写真では分かりにくいですが、雨漏りは玄関の天井にも発生していました。
この玄関の上にはベランダがあり、メンテナンスをしていないとのことで、ベランダの防水もご検討されていました。
ベランダは外部に面していますので、屋根と同様に雨や風、紫外線などの影響を受けて日々劣化しています。ベランダから雨水が浸入しないように防水を施していますが、その防水が切れたり傷んでくると雨漏りの原因になります。
雨漏りに気づいた後、小屋裏を確認したら日差しが入ってきていて、欠陥住宅ではないのかと心配されていました。
築50年を過ぎる住宅で、土葺きの屋根の場合、経年劣化でどうしても瓦がズレたり、下地の土が流れたりして僅かな隙間が開いてしまうことがあります。また、下に防水紙を敷いていれば雨漏りすることはないのですが、防水紙が敷かれていないことがあります。また、防水紙を敷いていても、その防水紙が破損していると雨漏りすることがあります。
少しややこしいのですが、防水紙を敷いていなくて屋根に隙間が見えても雨漏りしない場合もあるのです。このことから、雨漏りは風向きや雨の量などが大きく影響していると言えます。
小屋裏を確認させていただきましたが、梁や柱などの重要な木部は腐食していなかったので安心していただいていいでしょう。
こちらが屋根の状態です。
一見何ともないように見える屋根で雨漏りの原因を明確に見つけることは困難です。私たちプロが調査し、一番怪しい箇所を修理するご提案をして、それでも止まらない場合は次に怪しい箇所を修理します。
今回は、屋根を葺き替えることになり、屋根自体が新品になるのと同じですので雨漏りの心配が無くなります。
K様邸の屋根で雨漏りの原因の可能性が高い箇所を参考にご紹介します。
それは屋根の棟部(屋根の頂点にある水平部分)です。
写真は棟の下にある地瓦(屋根面の瓦)の様子ですが、茶色い筋が入っているのが分かります。これは、棟の中に浸入した雨水が土や瓦を固定している銅線のアクと一緒に流れ出ていることを表しています。棟の中に雨水が入るということは、瓦の内側に雨水が流れることになりますので、屋根の高い位置から入った雨水が軒先に向かって伝っていき、傷んだ箇所から部屋内に浸入します。
屋根を葺きかえる時に作業用の足場を設置しますし、外壁の塗り替え時期にきていることから、同時に塗装も行うことになりました。
外壁にはクラック(ひび割れ)が発生していました。
このように横方向に走るクラックは、外壁を伝ってきた雨水を受ける形になりますので壁の内側に雨水が廻る可能性が高いと言えます。(ひび割れの大きさにもよります)
また、外壁の誘発目地も割れていました。
誘発目地とは、クラックが発生しそうな個所にあらかじめ目地を設けて、そこにクラックを集めるためのものです。
誘発目地にクラックが集中するので、他に発生しにくくなる仕組みです。
割れた誘発目地はそのままにしておけないので、動きに追従するシーリングを充填して防水します。
外壁の塗装はチョーキングを起こしていました。
「チョーキング」とは、塗膜の劣化のサインで、外壁を手で触ると白くなる現象です。
これは劣化した塗膜が粉状になって素地から剥がれてきていることを表しています。チョーキングを起こした塗膜は、雨水を弾いてくれないので、外壁に雨水を含むことになり劣化を進めてしまいます。
塗装の際には、高圧洗浄でこの浮きあがってきている塗膜も洗い落とし、塗装面をできるだけきれいに整えます。
ベランダのテラスの波板の張替えも行います。
強風で波板がほとんど飛んでしまい、ベランダに雨水が直接あたっている状態でした。冒頭でお伝えしましたが、ベランダの下にある玄関の天井で雨漏りしていることから、雨水が叩きつけると更に悪化する危険性があります。また、雨ざらしよりも屋根があった方が防水面でも安心です。
見た目も悪いですし、この工事ですべて張替えることになりました。新しい波板は既存の波板よりも割れにくく丈夫なので長持ちします。
玄関の天井に発生した雨漏りを止めるために、ベランダの防水も行います。
このベランダの下にある玄関天井で雨漏りしているので、しっかりと防水しないといけません。
防水方法はウレタン防水で、床面や立ち上がり部にゴム状の防水層を形成して雨水の浸入を防ぎます。
雨漏りを放っておくと、重要な木部が腐食したり、カビの発生で人体に悪影響を及ぼすことがあります。また、湿った木部は白蟻が好みますので、被害に遭ってしまいます。
雨が降るたびに雨漏りするようでしたら放置せず必ず処置しましょう。
街の屋根やさん岸和田店は、雨漏りの調査・修理も承っておりますので、雨漏りでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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