岸和田市で強風で文化住宅の袖瓦が落下！鬼瓦も粉々になっていました
更新日：2025年10月4日
落下した瓦は青緑色（せいろくいろ）の瓦で、30～40年ほど前に人気のあった瓦です。
住人の方が落下して粉々になった瓦を見つけられたそうですが、住人の方にあたらなくて本当に良かったです。
袖瓦は屋根の端にありますので、風に煽られて横向きに落下すると真下に落ちて大変危険です。
万が一人にあたると大怪我や命にかかわることになりかねませんので、瓦を復旧する際にはビス留めして固定することになりました。
瓦は下地にある葺き土に押し付けて密着させていますが、初めは粘り気があった土が経年と共に次第に乾燥してくると、土が痩せて瓦がズレたり隙間が開いたりします。また、土が痩せてくると瓦を固定している力が弱くなっていますので、強風に煽られたり地震の揺れなどでも瓦がズレやすくなります。
瓦がズレると雨水が内側に浸入して、雨漏りの原因になりますし、屋根全体の耐久性にも影響を及ぼすことになりますので、業者に見てもらい、適切な処置をしましょう。
既存の瓦とまったく同じ瓦が無く、少し濃い色ですが、新しい瓦で復旧します。
また同じように落下しないように、瓦に穴を開けてビス留めして固定します。
パッキン付きのビスなので、隙間が無くなりビス留めした箇所からの雨水の浸入を抑えることができます。
鬼瓦とは、大棟（屋根の一番高い水平部分）の両端、下り棟（軒先に向かって下りる棟）の先端に取り付ける装飾の瓦です。
鬼瓦だけが落下したり、ズレて落ちかかっているというご相談がよくあります。
漆喰は瓦と瓦を固定したり、隙間を埋めて雨水の浸入を防ぐ役割があります。
この漆喰が剥がれてくると、雨水が浸入しやすくなりますので定期的な塗り替えが必要となります。
昨日の台風による強風の影響で、屋根瓦の落下や波板の飛散、雨漏りなどのご相談が急増しております。
屋根材などの落下で通行人の方やご近所の家屋に被害を与えてしまっては取り返しがつかなくなります。
今回の台風で被害を受けてしまった方、異変を感じられた方は、街の屋根やさん岸和田店にご相談ください。
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