南アルプス市で経年劣化した洋瓦の棟積み直し工事を行いました！

写真は現地調査時のものになります。

モニエル瓦という洋風な瓦で、現在は生産が中止され、入手が困難な材料になります。

表面の漆喰が剥がれてしまい、中の土が見えてしまっている状態です。

棟部分を触ると、グラグラと揺れ、危険です。

強風などの影響を受けやすい箇所のため、飛散する事故も多いですね。

そうなる前にメンテナンスが必要です。

棟瓦は定期的に補修が必要な個所です。

ご自宅の瓦が似たようなタイプでしたら、是非無料調査をお勧めします。

今回は棟部分の下地を撤去し、新しく積み直す工事をさせていただくことになりました。

まずは、棟瓦（丸い瓦）を撤去します。

木材に釘で止めてある状態です。

通常は2本クギ穴がありますが、今回は1本しか空いていませんでした。

施工後はきちんと2箇所空けて、ビスで固定します。

下地の木材と一緒に使用されていた、土をきれいに撤去していきます。

モニエル瓦は手に入りにくいので、作業をする際、破損させないように注意が必要です。

次に下地の木材を設置していきます。

新築時に金具が設置せれておりますので、同じサイズの木材を合わせて固定していきます。

場所にもよりますが、木材が腐っているところもありました。

何か起きる前に工事ができてよかったです。

次に【シルガード】という材料を使用し、下地を固定していきます。

重量がありますので、足場から専用の機材を使用して持ち上げます。

その後、コテを使ってならしていきます。

今の時期はゲリラ豪雨や夕立もありますので、一本一本撤去して、設置するという作業を繰り返します。

最後に、外した棟瓦を再度設置して完成です。

大きなお建物で工事個所が多いので、工事は5日間の予定です。

まだ残暑が厳しく、屋根上の気温も高いので、休憩を取りながら作業を進めて参ります。


モニエル瓦は下地の状態をよく確認することが必要です。

劣化が少なければ、古くなったクギをビスに打ち変える作業で済む場合もあり、費用も抑えることができます。

やはり定期的な屋根の点検が大事になっていきます。

少しでも屋根のことが気になる方は【街の屋根やさん山梨店】にご相談ください。

ご連絡お待ちしております！！