屈強なガルバリウム鋼板屋根に仕上がりました

こんにちは！街の屋根やさん山梨店です！

今回は、笛吹市で瓦屋根をGMルーフに葺き替え工事！大雨に強い縦葺き(立平葺き)を、横葺きとの違いも踏まえて解説していきます。立平葺きは横葺きに比べ、断然雨漏りしにくいです。スタイリッシュなデザインに仕上がり、費用も横葺きに比べて安く済むことからお勧めしております。

今回はインターネットからお問い合わせを頂き、現場調査に駆け付けると、屋根のセキスイカワラUの破損が酷い状態でございました。弊社調査員も、この瓦屋根の破損状態で雨漏りしていないことに、驚いたくらいです。雨続き前に、ガルバリウム鋼板を立平葺きで施工し、屈強な防水屋根に仕上げる事ができました。

工期も短縮でき、費用も安く済み、スタイリッシュな外観で近年注目を浴びている立平葺き(縦葺き)を詳しくご説明していきます。

▼前回までのブログ
・笛吹市で以前カバー工法で設置したセキスイカワラUの破損が酷く、６月の雨シーズン前に調査！
・笛吹市で雨漏れ目前の瓦屋根葺き替え工事！粉々に破損したセキスイカワラU撤去の様子

清掃後、コンパネを設置・更にルーフィングを重ねます

写真の耐久性・防水性に優れた建材である、コンパネを屋根全体に敷設して参ります。瓦屋根からガルバリウム鋼板屋根への葺き替え工事において、下地作りは非常に重要な工程です。まず、瓦の撤去後には屋根の下地の状況を確認し、修繕や補強が必用な場合にはそれらの作業が行われます。

その後、新しいガルバリウム鋼板屋根材を取り付けるために、適切な下地を整えるための作業が行われます。これには、野地板や防水紙の交換、補強、調整などが含まれます。適切な下地作りが行われることで、ガルバリウム鋼板屋根の施工がより安定し、耐久性や防水性が確保されます。

今回の邸宅では、以前に瓦棒葺きトタン屋根からカバー工法でセキスイカワラＵに屋根工事しておりました。前回の屋根カバー工法では、ルーフィング(防水紙)を設置していない状況でしたので、コンパネ設置後、ルーフィングを新たに貼り付けました。

※屋根葺き替えの際に、コンパネで下地を作ることもありますが、一般的にはルーフィングを使用して防水性を確保することが一般的です。ルーフィングは雨漏りを防ぐために重要な役割を果たしますので、通常コンパネとセットで設置します。

ケラバ板金、軒先板金を仕上げ、棟には貫板を設置して棟板金を被せます

ガルバリウム鋼板を設置する土台が出来てから、ガルバリウム鋼板を縦葺きで設置していきます。立平葺きも縦葺きの種類に入ります。基本的に縦葺きは、ガルバリウム鋼板を工場や、作業スペースで屋根の長さにカットして現場に持ち運びます。反対に横葺きは、現場で職人が都度カッティングして使います。

軒先板金処理、ケラバ板金処理から始めます。屋根端の部分の水切り、雨仕舞いの板金処理と呼ばれます。カットが既に済んでいる分、縦葺きは一枚の長い板金で下から頂きまで覆うので、作業スピードが速いです。

頂き(棟)部分には、貫板を設置し、棟板金(むねばんきん)を被せます。棟板金は屋根の頂点に設置され、屋根材を固定するために使われます。一方、貫板は棟板金が固定される下地となる部材で、湿気に強い木材を使います。貫板が腐食や劣化すると、棟板金が安定して固定されなくなり、雨漏りの恐れが出てきます。貫板の状態を定期的にチェックし、必用に応じて交換や補修を行うことをおすすめいたします。

立平葺き完成です

写真2枚目の外壁との際(立ち上がり)の部分まで、丁寧に雨水が入り込まない様に板金処理しております。

立平葺きと横葺きは、屋根葺き替えの際に選択肢として考えられる2つの方法です。立平葺きは、軒に対して垂直(ストライプ)に葺かれる屋根の方法であり、横葺きは平行(ボーダー)に葺かれる方法です。

立平葺きのメリットとしては、緩勾配にも対応した製品があるため、緩勾配の屋根でも施工が可能です。また、排水性能が高く雨漏りしにくいとされています。雨水と汚れも一緒に落ち易く、メンテナンスの手間が少ないという利点もあります。一方、横葺きは金属の冷たい雰囲気がなく、好みの方も多いです。

選択する際には、それぞれの特性を考慮して決定すると良いでしょう。弊社では、豊富な施工実績から様々な角度から、お客様の邸宅に最も合った工事をご提案させて頂きます。よく言われるのが、色は後から変えられるが、屋根のデザイン(葺き方)は後から変えられないという事です。

長く安心して、気持ち良く過ごせる自慢の我が家づくりを応援します。弊社は笛吹市の屋根・外壁修理塗装工事を得意としております！

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