北杜市の煙突屋根にニクスカラープロを使い屋根カバー工法を実施
更新日：2024年4月11日
今回は、北杜市の煙突屋根にニクスカラープロを使い、屋根カバー工法を実施した様子をご紹介します。山梨では、屋根に煙突や天窓が設置されている邸宅も多いと思います。屋根カバー工法の際に、どのように板金処理しているのか写真を踏まえ解説していきます。
煙突屋根、天窓が設置されている屋根に、屋根カバー工法を採用する際、ニクスカラープロ（ガルバリウム鋼板）は優れた選択肢となります。この屋根材は耐久性に優れ、錆びにくい特性を持っています。横葺きでの施工は、見た目にも美しく、雨漏りのリスクも限りなく低減することが可能です。
▼前回までのブログ
・北杜市のアスファルトシングル屋根の剝れ・浮きが見られた調査
・北杜市の屋根カバー工事で低コスト・工期短縮でストレス緩和を実現
屋根カバー工法における横葺きと縦葺きのメリット・デメリットは、それぞれ異なります。
横葺きのメリットとしては、施工が比較的容易であり、工期が短く済むことが挙げられます。また、横葺きは風の影響を受けにくいため、耐風性が高いという利点もあります。
一方、横葺きのデメリットとしては、雨漏りのリスクが縦葺きに比べて高くなる可能性があります。また、見た目やデザイン性において、縦葺きよりもやや劣るという点も考慮すべきです。
縦葺きのメリットとしては、雨漏りのリスクが低く、耐久性が高いという特徴があります。また、見た目や美観においても縦葺きは伝統的で美しいとされています。
ただし、縦葺きのデメリットとしては、施工に時間がかかり、コストが高くなることが挙げられます。また、風の影響を受けやすいため、耐風性には注意が必要です。
したがって、屋根カバー工法における横葺きと縦葺きの選択は、建物の状態や要件によって異なります。我々、屋根修理専門業者とお打合せを重ね、メリットとデメリットを考慮して最適な選択をすることが重要です。
横葺きの施工方法によって、屋根全体が均一に覆われるため、雨漏りのリスクを低減することができます。また、ニクスカラープロの使用によって、煙突屋根周辺が美しく仕上がり、長期間にわたってメンテナンスを軽減することができます。
※煙突や天窓がある場合、縦葺き(ストライプ)で葺く場合、屋根の強度が保てないことが多いです。理由としては縦１枚のガルバリウム鋼板を丸々切断しなければならないからです。当然、切断面からの風の巻き込みを許してしまい、縦葺きのデメリットである耐風性の弱さが露見してしまいます。
屋根カバー工法によるニクスカラープロの横葺き施工は、耐久性や美観を考える上で優れた選択肢となります。施工後は定期的な点検とメンテナンスを行うことで、煙突屋根の安全性や見た目の美しさを保つことができます。これからのランニングコストの安さにきっと驚かれると思います。
次回は、このガルバリウム鋼板屋根で覆われた状態から、木材(貫板)を設置し、上から棟板金(むねばんきん)を設置していく様子をお届けします。
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