アスファルトシングル屋根の特徴

こんにちは！街の屋根やさん山梨店です！

今回は、北杜市のアスファルトシングル屋根の剝れ・浮きが見られた現場調査の様子をご紹介します。アスファルトシングル材は錆びない・割れないことが大きな利点ですが、剝れや浮きが見られると塗装工事だけでは防水性を保てません。軽度な補修で済む場合は塗装工事も出来ますが、弊社では将来的なランニングコストを考えて屋根カバー工法をお勧めしております。

アスファルトシングルは北米の住宅に多く採用されており、屋根材として人気があります。

【アスファルトシングルの特徴】

アスファルトシングルの大きな特徴は、その軽量さです。1㎡あたりの重さが比較的軽く、施工時の取り扱いがしやすい点が魅力です。また、アスファルトシングルは柔軟性があり、複雑な屋根形状にも対応できるという利点があります。これにより、デザイン性が高く、様々なスタイルの住宅に適しています。

元々が軽量な屋根ということで、屋根カバー工法を行ないガルバリウム鋼板屋根を重ねても耐震性を維持することが可能です。

藻・汚れの堆積が目立つ

許可を頂き、屋根に直接登って調査致しました。所々で、藻・汚れの堆積が目立つ状態でした。日陰や屋根の段差の部分に汚れが溜まっていました。高圧洗浄である程度は、除去することが可能です。次にご紹介するメリットの方が、あまりあるものがありますので、解説致します。

【アスファルトシングルのメリット】

アスファルトシングルのメリットは、まずデザイン性の高さです。様々な色や形状のアスファルトシングルが市場に出ており、お好みや住宅の外観に合わせて選ぶことができます。また、耐震性が高く、耐久性も比較的長いため、長期間安心して利用することができます。さらに、価格が比較的リーズナブルであることもメリットの一つです。

屋根材の浮きが横方法に生じている

今回、発見した最大のダメージがこちらの屋根材の浮きでございます。屋根材が剥がれ、横方法に浮いたようになってしまっている状況でした。施工時に使われた接着剤の効果が薄れてきたとも言い換えられます。これは築年数が経過した、アスファルトシングル屋根ではよく見られる現象です。

【アスファルトシングルのデメリット】

一方で、アスファルトシングルにはいくつかのデメリットも存在します。まず、施工時に専用の接着剤を使用する必要があるため、施工業者の技術や知識が重要です。不適切な施工が行われると、屋根から剥がれるなどの問題が生じる可能性があります。また、アスファルトシングルは比較的薄いため、耐久性や耐久年数が他の屋根材に比べてやや劣るという点も考慮すべきデメリットです。

２種類の工事をご提案致しました

今回は、破風板(はふいた・真ん中の写真の屋根の板の部分です)や、屋根材の劣化状況、築年数も考慮して屋根内部の防水紙(ルーフィング)の痛みも生じていると容易に推測されました。その為、塗装工事では一次しのぎにしかならず、屋根の防水性を保つには不十分であると判断しました。

屋根カバー工法と屋根の葺き替え工事をご提案させて頂きました。将来的なランニングコストを考えても、塗装工事で生じる費用を、「今」間違いなくこちらに回した方が、トータルで絶対に安く済むからでございます。

屋根カバー工法は、既存の屋根に新しい屋根材を被せる方法です。これにより、屋根全体を撤去する必要がなく、比較的簡単に工事を行うことができます。よく懸念材料とされるのが、屋根材を２重にすることで重さが増し、耐震性が低下する点がネックとして挙げられますが、アスファルトシングル屋根の場合は元々が軽いので、屋根カバー工法に向いています。

一方、屋根葺き替え工事では、既存の屋根材や防水紙を撤去し、野地板(のじいた)の補修や張り替えを行います。この工程はより手間と時間がかかるため、費用や工期が屋根カバー工法に比べて高く、長くなる傾向があります。

それぞれの工法には、お住まいの状況や予算、メンテナンスの必要性などを考慮して選択することが重要ですので、まずは入念に点検・調査して、その上で詳しく調査員からご説明させて頂いております。

弊社は北杜市の屋根・外壁修理塗装工事を得意としております！

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