まずは大棟から解体していきます

こんにちは！街の屋根やさん、山梨店です！

今回は、韮崎市で大屋根の葺き替え工事をスタートさせ、まずは劣化した日本瓦・葺き土の撤去する様子をご紹介します！今回の古民家では、雨漏りしている状態が長かった為、屋根の野地板まで腐食し、屋根カバー工法は不可能な状態でした。

雨漏りを放置すると、結果として修繕工事の選択肢が少なくなります。また、長い間空き家であった為、屋根点検すらされてない状態でした、、。屋根や外壁の点検は非常に重要です！屋根は外部の気候条件にさらされるため、経年劣化や損傷のリスクが高まります。定期的な点検を行うことで、建物の保護や安全性を確保することができます。また、屋根の汚れや苔、藻などの発生も防水性能の低下する可能性があります。屋根専門店による点検を依頼することで、安心して暮らせる住まいを維持することができますので、お気軽にお問い合わせ下さいね(*'ω'*)

お施主様は、相見積もりも依頼したそうですが、どこの業者も「解体して新築された方がいいです。」と同じニュアンスの返答をしてきたそうです、、。失礼な話ですね((+_+))

早速、弊社の葺き替え工事がスタートです！劣化した日本瓦と葺き土を撤去して、新しい屋根材を取り付ける作業の下準備を進めます。劣化した部分をしっかりと取り除き、屋根の耐久性を向上させるための工事を行います。どんどん瓦を外し、葺き土もかき集めて、土嚢に詰め下に降ろしていきます！

▼前回までのブログ
・韮崎市の推定築60年以上の古民家再生プロジェクトに参加！現場調査開始
・韮崎市の雨漏りしている瓦屋根住宅で雨樋の破損・脱落と軒天腐食を確認

上から下に下がって解体していきます

基本的には、上から下に瓦を剥がしていきました！

頂部分だけを剥がしただけで、３枚目の写真になります、、。

日本瓦に限らず、瓦は重いです。理由は、その素材や形状によるものです。粘土瓦やセメント瓦は一枚当たりの重さが比較的重く、また大きなサイズや厚みを持っているため、その重量が増しています。これにより、瓦は風に舞っても直線的に落下する性質があります。

その為、作業中も屋根の下周辺に、職人が入らないように用心して作業しました。

※今回の邸宅では、隣接する建物がないことから、足場に飛散防止ネット(メッシュシート)の設置を省略致しました。弊社では、メッシュシートは㎡あたり１５０円で設置しております。日当たりを確保するために、南面だけ省略することも可能ですので、お気軽にお申し付けください。

土が野地板に固着しているのを丁寧に剥がし、集めます

瓦の中には、土が入っています。

葺き土(ふきど)と呼ばれます。長年の雨水で、葺き土が野地板にべったりと付着していたので、工具で剥がしていきます！丁寧に行わないと、野地板の更なる破損に繋がる為、注意が必用です。

野地板(のじいた)とは、屋根の下地として使われる木材の一種です。野地板は屋根の構造の一部であり、屋根材の下に敷かれることで屋根全体の安定性を保ちます。通気性に優れているバラ板や構造用合板など、様々な種類があります。

野地板だけ残して大屋根の解体・撤去作業完了です

職人全員で、必死に残った土を集めていきますよ( ｀ー´)ノ

全部の瓦と土を集めると、トラック１回では運搬できませんでした、、。

少し、穴が開いている部分もありますね。
大丈夫です！後ほど、新しい垂木と野地板を張って補強します！

あ！野地板は穴の開いた部分はもちろん、全ての面に上から被せて設置しますよ！

2階の天井は吹き抜けになっておりますので、若干ですが、ほこりや土が室内に落ちてしまいました。
もちろんその日に綺麗に掃除致します！！

※この屋根の強度を上げるために、既存の野地板の上に新しい野地板を張る方法を増し張りと言います。固定用の釘やビスは垂木（たるき）といわれる屋根の骨組みに留めていきます。野地板の腐食が著しい場合は張替補修を行います。

次回は、新しい木材を増し張りしていく様子をお届けします。

弊社は韮崎市の屋根・外壁修繕塗装工事を得意としております！

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