初めに

実は、築10年を過ぎた住宅のうち、およそ60%以上が“屋根の劣化サイン”を見落としているというデータがあります。
「まだ大丈夫」と思っていたら、雨漏りやカビが進行していた…というケースも。
今回は、劣化の見分け方から塗り替えのタイミングまで、実例をもとにご紹介します。

屋根洗浄

屋根洗浄とは、屋根塗装や補修を行う前に、屋根表面に付着した汚れ・カビ・コケ・古い塗膜などを高圧洗浄機などでしっかり洗い流す作業のことです。

【屋根洗浄の目的】

1. 塗装の密着を高めるため

   • 汚れたまま塗装すると、塗料がしっかり密着せず、すぐに剥がれる恐れがあります。

2. 屋根材の劣化を防ぐため

   • コケやカビは屋根材の内部にまで根を張り、劣化の原因になります。

3. 見た目も改善

   • 汚れや黒ずみを落とすだけでも、屋根が見違えるようにきれいになります。

屋根洗浄種類

【洗浄にかかる時間】

• 一般的な戸建て（30坪前後）で半日～1日程度

• バイオ洗浄を併用する場合は、乾燥時間も含めて1.5～2日かかることも

屋根下塗り

【屋根下塗りとは？】

下塗りとは、塗装工程の一番最初に行う塗装作業で、中塗り・上塗りの前に専用の「下塗り材（プライマー・シーラー・フィラーなど）」を屋根材に塗る工程です。

【下塗りの役割】

1. 塗料の密着を良くする（接着剤のような役目）
   　→ 下塗りをしないと、上から塗った塗料が剥がれやすくなる。

2. 劣化した下地を補強・保護する
   　→ 劣化が進んだスレートやトタン屋根は、下塗りで吸い込みムラを防ぎ、均一な仕上がりに。

3. 色の発色や仕上がりを整える
   　→ 下地の色が濃いと、上塗りの色がきれいに出ないことも。下塗りで色ムラを防止。

屋根下塗りの種類

【下塗りの注意点】

• 下塗りが不十分だと、上塗りがすぐに剥がれる原因に

• 屋根材によって適した下塗り材を選ぶことが重要

• 下塗りのあと、しっかり乾燥時間を取ることも仕上がりを左右するポイント

屋根は梅雨前がおすすめ

【梅雨前に屋根塗装をするメリット】

✅ 1. 雨漏りの予防になる

梅雨に入ると、連日の雨で屋根に負担がかかります。
塗装によって防水性を高めておくことで、雨漏り・内部の腐食・カビの発生を未然に防げます。

✅ 2. 安定した天候で作業がスムーズに進む

梅雨が始まると、雨や湿気で塗装作業が中断・延期になることが多く、工期が長引く可能性も。
晴れが多い5月〜6月初旬は、乾燥も早く工期も短く済む傾向があります。

✅ 3. 繁忙期を避けられることもある

梅雨直後（7〜8月）や秋は塗装業者の繁忙期。
梅雨前の早めの依頼なら、スケジュールが取りやすく、丁寧に対応してもらえる可能性が高くなります。

✅ 4. 夏の遮熱対策にも間に合う！

遮熱塗料を使えば、屋根の温度上昇を抑えることができます。
夏本番の前に塗装しておけば、室内の暑さ軽減・エアコン代の節約にもつながります。

✅ 5. 早めのメンテナンスで屋根の寿命を延ばせる

小さなひび割れや劣化を放置すると、梅雨の湿気で一気に悪化する可能性があります。
劣化が軽いうちに対処すれば、補修費用も抑えられるというメリットも。

まとめ

梅雨前の屋根塗装は「雨対策」「工期短縮」「遮熱効果」「コスト節約」といった、複数のメリットがあります。
塗装を検討している方は、梅雨入り前の5〜6月上旬の施工を目安に、早めの相談・見積もり依頼がおすすめです。

街の屋根や川越店では屋根の工事・雨どい交換・屋根塗装・外壁塗装などもございます。
私共、街の屋根やさん埼玉川越店では、お住まいお住まいの状態を確認しながら最善のメンテナンス方法をご提案し施工致します。
屋根は勿論、外壁なども多く施工しており実績を重ねています。