こちらは、下屋根といい、1階の屋根になります。

こちらの家は、屋根の勾配が緩い方ですので、雨の流れがあまり良くありませんので、スレートの中に染みやすくなってしまうので、重ねの部分が色が濃くなっています。

屋根を塗装しているのですが、縁切りをしていないようなので、余計に、入った水が、外に出なくなってしまうので、この様になってしまいます。

棟の部分も、2階の物と同じく錆が出ています。

ただ、塗膜が接着剤のようにくっ付いているので、剥がれずに済んでいる状態です。

こんな小さな屋根で、人が上れないような所にも、ひび割れがあります。

完全に、経年劣化ですね。

向き的には、北側になりますので、紫外線による痛みは少ないのですが、湿気が乾きにくい為に、カビや苔が生えています。

苔などは、湿気が溜まりやすい軒先に多く見られます。

この部分は、下から見ると、雨樋に隠れてしまうため、まったく見えません。ですから、軒先に苔が生えている事が気付かずに、スレートがどんどん傷んでしまいます。

この写真は、雨樋の所を下から見たものです。

普段、私達が見上げた時に見える光景ですが、樋に隠れて、軒先の部分は見えません。

ただし、良く見ると、屋根の下地の木材が腐食しかかっているのが分かります。

屋根は、実際に上ってみないと分かりません。

きちんと屋根に上ってくれる業者に診てもらう事が大事です。