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日進市で経年劣化した棟瓦の取り直し、モルロックを用いた強固な土台の構築
更新日:2025年11月11日
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
前回のブログでは、日進市の住宅にて実施している棟瓦取り直し工事の垂木取り付けの様子をお伝えいたしました。
今回は、漆喰材の塗り固めにより土台部を構築していく工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。
今回、モニエル瓦の仕上げとなっている住宅の屋根において、漆喰の著しい劣化により瓦の一部がズレてしまい、雨漏りリスクが高まっていたことから、棟瓦取り直し工事による機能回復を図っています。
なお、今回行っている棟瓦取り直し工事は、既存棟瓦を取り外して土台部分を解体した後、棟瓦の下地となる垂木を取り付けたところまでが完了しています。
今回、取り付けた垂木は、以前の木材と異なり、水に濡れても強度が低下することのない樹脂製のタイプを使用しています。
そのため、地震や台風に強く、長期にわたって棟瓦を固定しておける構造をつくることが可能となります。
この後は、取り付けた垂木の周囲に漆喰材を塗り固めて、土台を構築する工程です。
水を混ぜて練った漆喰材を垂木のまわりに盛り付け、コテで成形していきます。
ちなみに、今回、使用している漆喰材は、通常の漆喰に改良を加えることで、耐久性や防水性、密着性をより向上させた「モルロック」です。
「モルロック」を用いて棟の土台を構築することで、建物の揺れや強風の影響を受けても瓦材がズレにくくなり、そして棟の安定性を保つことができるようになります。
また「モルロック」は、乾燥収縮によるひび割れも非常に少ないので、雨水の侵入による下地の劣化や雨漏りといったトラブルを効果的に防止します。
樹脂製垂木のまわりに「モルロック」を丁寧に塗り込み、強固な土台を設けています。
土台部分は、できるだけ厚みにバラツキが生じないように成形することで、より安定した棟が出来上がります。
下屋根についても、「モルロック」による土台の構築が完了しています。
この後は、いったん取り外して保管していた棟瓦をあらためて設置し、仕上げていきます。
なお、棟瓦取り直し工事の棟瓦再設置工程の様子は、次回のブログにて詳しくご紹介したいと思います。
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