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名古屋市熱田区でサイディング本体の反りやあいじゃくりの開きのあるベランダ外壁への補修、胴縁取り付けの様子
更新日:2025年5月26日
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
前回のブログでは、名古屋市熱田区の住宅にて、外壁仕上げの窯業系サイディングにさまざまな劣化症状を確認した定期点検の内容をお伝えいたしました。
今回は、点検の結果を受けて実施するベランダ外壁へのカバー工事の胴縁取り付け工程について、その様子をご紹介したいと思います。
▼前回までのブログ
・名古屋市熱田区で住宅サイディング外壁の定期点検、ベランダ外壁へのカバー工事が決定
前回、住宅にて実施した定期点検では、外壁の全体的な色あせのほか、ベランダ部分のサイディング本体の反りやあいじゃくりの開きなど、多くの激しい劣化症状を確認しています。
サイディングの反りは、表面塗装の経年劣化で防水性を損ねたことで、本体の吸水および乾燥による膨張、収縮を繰り返すようになり、徐々に起こったものと考えられます。
また、サイディングに反りが生じると、サイディングどうしが接合するあいじゃくり部分の開きやコーキング切れなどにつながっていくことも少なくありません。
これら症状は、雨水が侵入して躯体のダメージや雨漏りを引き起こす原因にもなるので、十分な注意が必要です。
そのため、今回は、既存のサイディングの上に金属サイディングを被せて仕上げるカバー工事を行い、劣化の解消および機能の回復を図っていくことが決定しています。
外壁カバー工事は、まず胴縁の取り付けから行っていきます。
胴縁の取り付け状況です。
胴縁は、外壁仕上げ材である金属サイディングを取り付けるための下地材となります。
また、今回の金属サイディングは、縦張りタイプとなっているので、胴縁は横方向に取り付ける横胴縁となります。
胴縁は、ただ外壁材の下地としてだけでなく、通気性を確保し、機能性の向上にも寄与します。
胴縁を設置し、新規外壁材と既存の壁の間に通気層を設けると、壁の内部に湿気がこもるのを防ぐことが可能となります。
一方、胴縁を設けず直貼りで施工すると、壁内に湿気がこもり、内部の木材の腐朽やカビの発生、さらには、雨漏りを引き起こすなど、トラブルに発展することも少なくありません。
これらトラブルを未然に防ぐためにも、胴縁を設置して通気層を確保する必要があるのです。
なお、次回のブログでは、仕上げ材である金属サイディングの施工について、その様子をご紹介したいと思います。
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