こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。

今回は、名古屋市熱田区の住宅において、サイディング外壁の劣化状況を確認した定期点検について、その内容をご紹介したいと思います。

住宅サイディング外壁の定期点検について

今回、定期点検を行うのは、住宅の外壁についてです。

住宅の外壁は、外観の印象を決定付ける大きな要素となりますが、意識的にチェックしないと、劣化やダメージに気付かないケースも多いのではないでしょうか。

また、外壁は、外観を形成するだけでなく、防水性や断熱性、耐久性など、建物にとってきわめて重要な機能を担う部分でもあります。

よって、住宅建物を長く、そして快適に使っていくためにも、定期点検で外壁のコンディションを確認しながら、状況に合ったメンテナンスやリフォームを行っていくことが重要なのです。

それでは、外壁のコンディションチェックを行っていきましょう。

住宅の外壁は、窯業系サイディング仕上げとなっています。

窯業系サイディングは、セメントと木質系繊維などを主原料とする板状に成型した外壁材のことで、国内の戸建住宅の外壁仕上げで最も多く使用されているものになります。

非常にデザインが豊富で、さまざまな柄や色の中から好みのものを自由に選べることや燃えにくく防火性能に優れること、施工性が高く工期短縮や低コスト化が図れることなどがおもな特徴です。

今回の住宅も、1階と2階、あるいは部位ごとにタイル調とプレーン調のデザインを組み合わせた仕上げとなっています。

サイディング外壁は、全体に色あせが見られるなど、経年にともなう劣化が確認できます。

ちなみに、一般的なメンテナンスの目安は、サイディング外壁の塗り替えが10年程度、コーキングの打ち替えが5～10年程度とされています。

また、とくに劣化が顕著に現れていたのがベランダの外壁です。

全体にサイディング本体の反りが見られるほか、サイディングどうしが接合するあいじゃくり部分が開いている様子が確認できます。

これら症状は、塗膜の劣化により、サイディング本体が吸水や乾燥を繰り返すようになったことで起こったものと考えられます。

そのため、今回は、既存のベランダの外壁の上に金属サイディングを施工するカバー工事を行っていくことになりました。

なお、次回のブログでは、外壁カバー工事の胴縁取り付けについて、その様子をご紹介したいと思います。