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名古屋市緑区の折板屋根塗装メンテナンス、カーポートの屋根で起こる結露リスクについて
更新日:2024年11月5日
前回、行った現場調査では、住宅カーポートの折板屋根の裏側に取り付けられている断熱材であるペフが激しく劣化し、ボロボロになって剥がれている様子を確認しています。
そのため、この傷んだペフをすべて取り除いた後、断熱塗装によるメンテナンスを行うことが決定しています。
ちなみに、折板屋根の裏側に断熱材を取り付けているのは、おもに結露を防止することが目的となっています。
というのも、折板屋根に結露が発生すると、いくつかのリスクが生じる恐れがあるためです。
そもそも結露とは、空気中の水蒸気が冷やされることで飽和水蒸気量を超え、水滴となって表面化する現象のことをいいます。
例えば、冬の窓ガラスに水滴が付くのは結露の典型例であり、また、カーポートの折板屋根においても発生することがあるので注意が必要です。
カーポートの折板屋根で結露が生じると、いくつかのリスクが考えられます。
まずは、駐車している車への影響です。
結露は、折板屋根の成分が溶け出し、水滴となっていっしょに落下し、水跡となってしまうことがあります。
この水跡は、洗浄により落とすことが可能ですが、気付かないまま放置すると、こびり付いて除去しにくくなるかもしれません。
そして、折板屋根やその他構造への影響もリスクのひとつです。
結露によって発生した水分が、折板屋根や支柱部分などに付着すると、サビの発生を促すことがあります。
サビの発生を放置すると、その範囲を拡大させながら、構造的なダメージにつながり、カーポートの耐久性を低下させる恐れがあります。
カーポートの折板屋根は、熱伝導率が高いので、屋根上の空気が冷えると屋根下にもあっという間に伝わります。
そして、屋根下の空気が急激に冷やされると、空気中の水蒸気が押し出されるように水滴となって現れます。
この急激な温度変化を防ぐ役割を担っているのが断熱材のペフであり、カーポートの結露対策として必要なものです。
今回は、その結露対策として施されているペフが、経年劣化により断熱効果が衰えてしまっているので、これを取り除き、優れた断熱性を発揮する塗料を用いて塗装を行っていくことになっています。
なお、次回のブログからは、折板屋根に対する断熱塗装について、実際の施工の様子をご紹介していきたいと思います。
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