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名古屋市南区で貸倉庫の折板屋根で行う波型スレート屋根のカバー工法を解説
更新日:2023年12月11日
そもそも折板屋根とは、その名の通り、金属製の板を折り曲げてつくった屋根材のことをいいます。
今回の工事のように、倉庫や工場などの屋根としておもに使用されています。
折板屋根は、棟から軒先まで継ぎ目のない一枚物の長尺サイズでつくられていることが一般的です。
そのため、比較的短い工期で完成させることが可能となります。
また、継ぎ目の少ない屋根構造となるので、完成後には雨漏りが起こりにくいといった点も大きな特徴です。
ただし、金属製であることから、サビが発生したまま放置すると、穴があいてしまうケースもあり、その場合は雨漏りの原因となることもあります。
よって、定期的なメンテナンスにより、対策を施していくことが重要になります。
今回行う折板屋根カバー工法とは、既存の波型スレート屋根を残したまま、その上に新しい折板屋根を被せて仕上げるメンテナンス方法のことをいいます。
カバー工法は、廃材がほとんど出ないので、産業廃棄物の処分費を抑えられる点で経済的なメリットが大きい方法です。
とくに2004年以前に製造された波型スレートにはアスベストが含まれているので、これを撤去する場合は工事費と処分費の負担がかなり大きくなってしまいます。
そのため、波型スレートのメンテナンスには、カバー工法が非常に適しており、実際にこの方法が多く採用されています。
波型スレート屋根の折板屋根カバー工法の工事の流れについて、簡単にご紹介いたします。
クレーン車のような重機を使うなどして、施工する屋根の上に折板屋根材を運びます。
折板屋根の下地部材であるタイトフレームを波型スレートに取り付けます。
波型スレートに取り付けたタイトフレームに対し、仕上げ材となる折板屋根を取り付けます。
棟内への雨水の侵入を防ぐため、折板屋根の水上側の端部を専用の工具を用いて立ち上げ加工などの雨仕舞処理を施し、棟板金を取付けます。
なお、次回のブログからは、実際の工事の様子についてご紹介いたします。
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