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名古屋市南区の貸倉庫の波型スレート屋根で発生した雨漏り、ドローンによる現場調査
更新日:2023年12月8日
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
今回は、名古屋市南区の貸倉庫において、波型スレート屋根に発生した雨漏りの状況を確認した現場調査の内容をご紹介いたします。
今回の現場調査は、貸倉庫の屋根に設置していた明り取りが強風で剥がれて雨漏りが発生したとの問い合わせをいただいたことがきっかけで実施したものです。
屋根の調査は、ドローンを使って行っていきます。
ドローン調査は、屋根に上がることなく建物全体を自由に移動し、隅々までチェックできる利便性の高い点検方法です。
明り取りが剥がれて雨漏りが発生していた部分は、ブルーシートで覆い、応急処置を施しています。
また、屋根の波形スレートは、全体に劣化が進行し、黒く変色している様子が確認できます。
そもそも波形スレートとは、セメントを主成分とする波形に成型した材料のことをいい、倉庫や工場の屋根や外壁などによく用いられているものです。
戸建て住宅とは異なり、屋根材の下に野地板や防水シートなどは設けていない非常にシンプルな構造となっています。
波型スレートを固定するフックボルトは、外部に露出しているので、経年とともにどうしても傷んでしまいます。
そのため、そのほとんどがサビてしまっています。
フックボルトがサビて固定力を損ねると、台風発生時には剥がれてしまうこともあるので注意が必要です。
屋根のケラバに設置している金物も激しくサビています。
この金物がボロボロになって機能しなくなると、ケラバの役物の耐風性を損ねることになります。
ケラバや棟、軒先などは、強風時には屋根の弱点となるので、しっかりと耐風性を確保しておきたい部分です。
また、明り取りの波板もひどく劣化が進んでおり、部分的に破損しているような箇所も見られます。
今回のドローン調査では、雨漏りが発生している倉庫のほか、工場として賃貸されている棟にも同様に波型スレート屋根の著しい劣化症状が確認できました。
そのため、この2棟の波型スレート屋根に対する改修を提案し、ガルバリウム鋼板製の折板屋根を用いたカバー工法を行うことになりました。
なお、このカバー工法の様子については、次回からのブログにて詳しくご紹介したいと思います。
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