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名古屋市緑区で連続するドーマーのある住宅での雨漏り、確認のための現場調査
更新日:2023年8月25日
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
今回は、名古屋市緑区において、雨漏りが発生した住宅の屋根修理を行うにあたり、事前確認で訪れた現場調査の内容をご紹介いたします。
今回、雨漏り修理を行うのは、築20年を超える住宅になります。
屋根仕上げ材はスレート瓦で、数年前に屋根塗装を実施されたとのことです。
屋根の上にはドーマーが連続して設置してあるなど、非常に複雑なつくりとなっており、雨漏りについてもドーマーの周辺に原因があるのではと考えられます。
ちなみにドーマーとは、屋根から突き出すように設置した窓のことをいい、おしゃれなデザイン性や優れた採光性などがおもな特徴となります。
しかし、その一方で、屋根面との取り合いが多く、その部分が劣化するとどうしても雨漏りのリスクが高くなってしまうので、その点では十分に注意しておかなければなりません。
ドーマー部分と屋根面の取り合いは、雨水が侵入しないよう板金で雨仕舞が施されていますが、このような場所は雨漏りが発生しやすいことで知られています。
実際のところ、複雑に入り組んだ屋根よりも、切妻屋根のように接合部が少なくシンプルな形状であるほど雨漏りは起こりにくく、そのリスクは低くなります。
構造上、この場所を流れる雨水も多くなるので、その分劣化も進みやすくなります。
屋根材もダメージを受けており、コケが発生している様子も確認できます。
スレート瓦は、全体的に色あせが進み、ところどころでひび割れも生じています。
スレート瓦の下には、防水シートがあるので、ひび割れても直ちに雨漏りを起こすことはありませんが、これを放置して防水シートの機能までが失われるようになると、雨漏りを引き起こす原因になります。
今回の現場調査では、ドーマーが連続して設置してあるなど、非常に複雑で取り合い部が多い屋根であることや、スレート瓦の劣化が進み、ひび割れが複数箇所で発生していることなどが確認できました。
この結果を受け、雨漏りの原因と考えられる事象が数か所あることから、全面的な改修を提案し、カバー工法による屋根工事を行うことになりました。
この、工事の様子については、次回からのブログで詳しくご紹介したいと思いますので、ぜひご覧ください。
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