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【堺市南区】3階ベランダの雨漏り調査|補修を繰り返しても直らない原因は?
更新日:2025年11月21日
こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は堺市南区のリピーター様より
「3階ベランダから雨漏りしている」とご相談を受け、現地調査を行った様子をご紹介します。
ベランダは一度雨漏りすると、根本的に解決しないと再発しやすい部分です。
ベランダからの雨漏りでお困りのお客様は当店までお気軽にお問合せください。
▶メールにてお問い合わせ(24時間受付中)
今回調査を行ったのはこちらの住宅で、以前にも工事を行ったリピーター様です。
お客様のお話では新築当初から雨漏りに悩まされ、工務店や別業者による補修を繰り返してきたものの、ここ数年でまた漏れ始めてしまったとのことでした。
長い間不安と不便を抱えてこられた気持ちを思うと、何とか状況を見極めて解決につながるご提案をしたいと調査に伺いました。
室内から状況を確認すると、
2階天井のベランダ直下(水下側)に過去に雨漏りした跡がありました。
さらに
反対側の水上側も、天井まわりや壁際に黒ずみが見られます。
水がどこから浸入しているのか、1ヶ所ではない可能性も感じられる状態で、
長期的に水が入り続けていた痕跡と言える状況でした。
ベランダへ上がると、床面や笠木(外周の仕上げ材)の継ぎ目、ドレン(排水口)周りなどにコーキングや防水材が塗り重ねられていました。
床面にコーキングや防水材による多数の補修跡
笠木の継手にもコーキング
ドレン周りも重ね塗り
お客様ご本人が、雨漏りがひどい時期に応急処置として塗り足したとのことでした。
ただ、ベランダ防水は応急処置を重ねるほど症状を複雑にして逆に雨水の逃げ道を塞ぎやすいため、長い目で見るとリスクが大きい工法です。
特に
笠木下部の水切り部分へコーキングをしてしまうと、本来外へ排出されるはずの
雨水の通り道がふさがれてしまいます。
笠木内部には風雨によって少量の水が入り込むことがよくありますが、水切りが機能していれば外へ流れていきます。
しかし
出口を塞いでしまうと内部に溜まった水が逃げられず、壁の中を伝って階下へ漏れてしまうことがあり、再発雨漏りの大きな原因となります。
▶意外と多い笠木が原因のベランダ・バルコニーからの雨漏り
お客様から詳しくこれまでの経緯を伺うと、以下のような経過でした。
①新築3年目:水上側から漏水 → 工務店が補修②その3年後:水下側(ドレン側)から漏水 → 工務店防水業者が全面改修③築9年目:再びドレン側から漏水 → 別業者で防水を全面やり替え④その後安定していたが、ここ2~3年で漏水が再発こうして見ると雨漏りの原因が1つに絞れず、施工の癖や下地処理の問題が積み重なってきた可能性があります。
特にベランダは屋根よりも勾配(傾斜)が少なく、立ち上がり・ドレン・笠木・サッシ周囲など水が溜まりやすい構造が多いため、
ちょっとした施工不良が数年後の雨漏りにつながりやすい場所です。
一度雨漏りすると同じ場所からの再発や別のラインから新たに漏れることも珍しくありません。
▶ベランダ・バルコニーで起こる雨漏りの原因と補修方法を解説
防水層をめくらない限り断定はできませんが、状況から雨漏り原因は以下の内容が考えられます。
①ドレン周囲の下地処理不足
複数回の改修があったものの、ドレン周りの処理が適切でなかった可能性があります。
②笠木内部に雨水が溜まり、逃げ道が塞がれた
お客様が応急処置で打ったコーキングによって笠木内部に雨水が溜まり、逆に内部の排水経路をふさいでしまったかもしれません。
③FRP防水の寿命
前回の全面改修から約20年しています。
FRP防水の耐用年数は概ね10〜15年で、トップコートの塗り替えを行っていなかったことから、寿命を迎えている可能性も考えられます。
今回の調査結果をお客様へご説明し、工事をご提案を行いました。
笠木自体の交換が最も安心できる方法ではありますが、今回は「まずは費用を抑えたい」とのご希望を受けて
防水工事のみをご提案しました。
ただし笠木が原因で再発する可能性はゼロではないため、その点はしっかりお伝えさせていただきました。
お客様にもご理解いただき、工事のご検討をいただくことになりました。
今回のように、ベランダは防水層・笠木・立ち上がり・ドレンなど複雑な構造をしているため、応急処置の塗り重ねで改善させることはなかなか難しい部分です。
むしろ水の逃げ道がふさがり、雨漏りを悪化させるケースが多い場所です。
「前に直したはずなのに、また漏れてきた…」
そんなときは、早期調査が何よりの解決へ近道です。
ベランダや屋根の雨漏りにお困りの方は、当店までお気軽にご相談ください。
長年悩まされた雨漏りでも、原因に合わせた適切な工事をご提案させていただきます。
一般的には10〜15年が目安です。表面がきれいに見えても内部が劣化していることがあるため、劣化が進む前の定期メンテナンスがおすすめです。
一時的に症状が落ち着く場合もありますが、根本解決にはなりません。水の逃げ道を塞ぎ、逆に雨漏りを悪化させるケースがあります。
ベランダの雨漏り調査はどれくらい時間がかかりますか?
通常は30〜60分程度で確認できます。状況によっては有料の散水調査が必要になる場合もありますが、まずは無料点検で状況を確認いたします。
街の屋根やさん堺店では、屋根工事が初めてというお客様でも安心してお願いしていただける体制を整えております!
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