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【堺市堺区】築40年店舗の大波スレート屋根・外壁の点検と改修工事のご提案
更新日:2025年9月19日
こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は堺市堺区にて、
大波スレート屋根の店舗の現地調査を行った様子をご紹介します。
店舗を所有されているオーナー様より「築40年以上が経過し、今後のためにどのような工事が必要か相談したい」とのご相談がありました。
この記事では
屋根や外壁の劣化症状、リスク、そして最適な改修工事内容をご紹介しますので、店舗を所有されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
▶
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店舗の屋根には「大波スレート」という屋根材が使用されています。
築40年が経過した大波スレートは経年劣化によって脆くなり、割れやすくなっていることが予想されるため、足場板を使用して慎重に作業を行います。
足場板の使用が難しい箇所では屋根下地のある部分を歩き、屋根材を破損させたり踏み抜き事故が起こらないように注意を払います。
大波スレートは耐久性の高い屋根材ですが、長年メンテナンスをしていなかったため
全体的に劣化症状が見られました。
スレートを保護している
塗膜が長年の紫外線や雨風の影響で劣化し、防水性が低下しています。
屋根の端にあたる
ケラバ部分では、特に大きな割れが見つかりました。
内部に雨水が入り込み、
雨漏りの原因となりかねません。
さらにこのまま強風や台風が来れば
割れた破片が飛んで、近隣や通行人に被害を与える危険性もあります。
店舗の場合、万が一の事故は営業に影響を与えるだけでなく第三者への損害賠償のリスクもあるため、安全面からも補修を行う必要があります。
▶不具合は雨漏りに繋がる!ケラバの修理方法をご紹介
塗膜が劣化して防水性が低下すると雨水が乾ききらず湿った環境になり、コケが繁殖しやすくなります。
大波スレートは
表面がザラザラしており、土埃や水分が付着しやすいため、コケや藻が根を張りやすくなる特徴があります。
これが長期間放置されると、屋根材の劣化やひび割れを早める原因となります。
▶屋根や外壁の劣化を促進させる苔・藻・カビの放置はダメ
FRP製の明り取りにも劣化が見られました。
「明り取りパネル」は、屋根に取り付けて太陽光を室内に取り込むための半透明パネルです。
軽量で耐久性があり、錆びにくいのが特徴ですが、
長年の紫外線や風雨にさらされると割れや変色が起きやすくなります。
端部が割れています。この部分から雨水が浸入すれば、下地の腐食や雨漏りにつながるリスクが高くなります。
スレートを固定するフックボルトが錆びています。錆びが進行するとボルト自体が脆くなり、固定力が低下してスレートが強風などで飛散するリスクが高まります。
特に
ベンチレーターを固定しているフックボルトの錆びは注意が必要です。
ベンチレーターが外れて落下すると周囲への被害を及ぼす危険性があります。
錆びた部分から雨水が侵入しやすくなり、屋根下地の腐食や雨漏りの原因となるリスクもあります。
耐用年数の長い大波スレート屋根で、まず最初に問題が起こるのがフックボルトの錆びです。
錆びて隙間などができてしまい、雨漏りが発生するという病状は古い工場や倉庫などでよく起こる問題です。
シーリングやコーキングで一時的な補修は可能ですが、劣化が進んだフックボルトは交換をおすすめします。
錆びが進むと隙間ができて固定力が低下するためスレートが動きやすくなり、強風時に飛散の恐れがあるため早めの対処が大切です。
屋根上に設置された看板を支えるアングル材(L字鋼)や支柱に、広範囲に錆びが発生していました。
このような部材は看板をしっかりと固定していますが、錆びが進行すると金属が脆くなって強風や台風時に看板が揺れやすくなったり、最悪の場合、固定が外れて落下する危険があります。
街中でも錆びた状態の看板を見かけることがありますが、放置すると安全性が低下してしまいます。
店舗の看板はお店の顔であると同時に安全管理の面でも重要な設備ですので、メンテナンスをおすすめします。
しかし、
排水口周辺には少量の土埃やゴミが溜まっており、放置すると雨水の流れが悪くなる恐れがあります。
谷樋は屋根全体の雨水を集めて排水口へ流す重要な役割を担っているため、少しの詰まりでも大雨時に水があふれ、雨漏りや屋根材の劣化につながるリスクがあります。
そのため調査時に丁寧に土埃やゴミを取り除き、
排水口の詰まりを防ぐための清掃を行いました。▶屋根で最も雨漏りがしやすい部分『谷板金』の修理方法
外壁の波型スレートには、経年劣化による黒ずみや変色も見られました。
長年の雨だれや排気ガスや土埃の付着が原因で、見た目の美観を損ねる要因となります。
また、表面の塗膜が劣化しているサインでもあり、防水性が低下している可能性があります。
美観性・防水性を保つためにも、塗装や洗浄によるメンテナンスをおすすめします。
穴が開いたままになっている箇所が見つかりました。
過去に内部の配管点検や補修のために開けられ、塞がれずにそのままになっている可能性が高いと考えられます。
雨水が内部に入らない様に穴を塞ぐ必要があります。
配管周りのコーキングが劣化して隙間ができていました。
部材と外壁の接合部(継ぎ目)はコーキング材で隙間を埋め、雨水が入り込まないよう保護されています。しかし、この
コーキング材が劣化するとひび割れや剥がれが起こって雨水が侵入しやすくなるため、定期的に打ち替えを行うことが大切です。
▶シーリングやコーキングの種類と使用方法
堺市堺区にて店舗の点検が完了しました。
屋根、外壁についての工事のご提案内容をオーナー様にご説明させていただきました。
後日、工事のご依頼をいただきました。
オーナー様と綿密なお打ち合わせを行い、施工を進めていきます。
ほとんどの場合は営業を続けながら施工が可能です。足場の設置場所や作業時間などを調整し、安全面を確保して進めます。
大波スレート屋根のメンテナンスにはどんな種類がありますか?
主なメンテナンス方法には塗装、ボルトの補修などがあります。劣化が進んでいる場合には部分差し替えやカバー工法、葺き替えなどの大規模改修を行うこともあります。状態に応じて最適な方法をご提案します。
築20年以上の建物は5年に一度、築30年以上の場合は3年に一度の点検をおすすめします。早期発見・早期補修が、結果的に費用を抑えるポイントです。
日々店舗を経営されていると営業スケジュールや費用の面から、どうしても改修工事を後回しにしてしまいがちです。
しかし、屋根や外壁の劣化は放置すると少しずつ進行し、最終的には大規模修繕が必要となって費用や工期の負担が大きくなることも少なくありません。
早めに点検・補修を行っておくことで、被害拡大を防ぎ、建物を長持ちさせることができます。
安全で快適な店舗環境はお客様に安心感を与えるだけでなく、経営面でも大きなプラスになります。
店舗の屋根や外壁に気になる症状が見られる場合は、ぜひ一度お気軽にご相談ください!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-sakai@osaka.zaq.jp
くまさんホーム株式会社
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大阪府堺市中区深井水池町3260-3
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