河内長野市にてソーラーパネルの下に鳥の巣があるとご相談｜鳥の巣による被害や対策についてご紹介

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は河内長野市にて屋根に鳥の巣を作られているとご相談があり、現地調査を行いました。
ソーラーパネルの下に鳥の巣があり、軒樋や屋根に大量の糞が堆積しているという問題が発生していました。
住宅に鳥の巣を作られることによる被害内容や対策についてご紹介します。
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屋根に鳥の巣を作られたとご相談

建物詳細　木造2階建て住宅
築年数　　21年
屋根材　　スレート
相談内容
屋根に鳩が巣を作っているようで、撤去と対策の相談をしたいです。

ソーラーパネルの下に鳥の巣がありました

こちらの住宅の屋根にはソーラーパネルが設置されています。
ソーラーパネルの下には僅かな隙間があり、こういった隙間は鳥が居心地の良い巣を作るターゲットになりやすい場所です。

ソーラーパネル下の10cm足らずの僅かな隙間に、鳥の巣がありました。
写真ではわかりにくいですが、枝を使って巣を作っているため、恐らく鳩の巣ではないかと考えられます。
こういった狭くて高い場所は天敵に狙われにくいため、鳥の巣を作るのに格好の場所なのです。
（例：瓦の下、軒下、雨樋、戸袋、天井裏など）

糞の被害を受けていました

屋根上や軒樋に大量の糞が溜まっています。
糞には強い酸性成分が含まれており、長期間にわたって溜まると素材の劣化や腐食が進む恐れがあります。
また、軒樋が排水不良を起こして雨水と糞が混ざって流れ落ちた場合、建物の外壁や軒樋にシミや汚れが広がって掃除や補修に手間がかかってしまう場合もあります。

鳥の巣を作られる事で起きる被害はどんなことがある？

1.糞による屋根や外壁の汚れと腐食
鳥の糞には強い酸性成分が含まれており、屋根や外壁に付着すると塗装や素材が劣化します。
糞が積もった部分は腐食が進みやすく、見た目にも悪影響が出るだけでなく屋根材の交換が必要になる場合もあります。

2.雨樋の排水不良
鳥の糞や巣の材料が雨どいに溜まると雨水の排水不良を起こして雨漏りの原因となるほか、冬季には雨水の凍結による破損も引き起こします。

3.ソーラーパネルの汚染と発電効率の低下
ソーラーパネルの下に巣を作ると周辺に糞が大量に溜まり、パネル表面が汚れて発電効率が下がります。
また、糞がパネルの配線やコネクタ部分に付着すると電気系統の故障を引き起こす恐れもあります。

4.悪臭と害虫の発生
糞が溜まると悪臭が発生し、衛生面でも問題が生じます。
糞にはバクテリア・ダニ・ノミなどが含まれており、家屋内に害虫が侵入したり、病原菌が風で飛散して周囲の環境にも影響を及ぼします。

5.騒音トラブル
鳥が屋根や軒下に巣を作ると早朝から鳴き声が響き、特にヒナが生まれると鳴き声が増え、住人や周辺の騒音トラブルにも繋がります。

こちらの巣に現在鳥や卵・ヒナはいませんでした

巣の状態を念入りに点検し、現在が鳥・卵・ヒナがいないことを確認しました。
すぐに巣を撤去することが可能な状態です。

鳥の巣はすぐに撤去できる？

鳥の巣を撤去するためには、巣に鳥や卵・ヒナがいないことを確認する必要があります。
卵や雛鳥がいる巣を撤去する事は、鳥獣保護法で禁じられているためです。
万が一、卵・ヒナがいる場合でも生活に支障があるなどで撤去せざるを得ない場合は、自治体に申請すれば撤去する事ができます。
しかし、手続きが大変なため巣立ちを待つケースがほとんどです。
▶屋根に作られる鳥の巣対策！撤去は可能？

鳥の巣を防ぐための対策は？

防鳥ネットやスパイクの設置、超音波や視覚効果による鳥除け装置の使用、反射材や防鳥シートの設置などがあります。

CDやキラキラしたテープなどの視覚的なもの、鳥が嫌いな超音波を発する機械などは、鳥に「危険なものではない」とバレてしまうと効果がなくなってしまいます。
そのため、防鳥ネットやスパイク（剣山）を取り付けて物理的に鳥の侵入を防ぐ方法がおすすめです。

巣の撤去と防鳥シートの設置をご提案

河内長野市にて屋根に鳥の巣を作られてお困りの住宅の調査が完了しました。
現在の巣を撤去しても、繁殖期に鳩が戻ってきて新たな巣を作ることも考えられます。
そこで、防鳥ネットの取り付けをご提案しました。

提案内容
・高所作業車の手配
・鳥の巣の撤去
・ソーラーパネルの下に防鳥ネットの取り付け

後日、工事のご依頼をいただきました。
▶工事の様子はこちら

鳥の巣対策は秋～冬の間に行いましょう！

鳥の巣対策は秋～冬の間に行うのが効果的です。
春から夏にかけて多くの鳥が繁殖期を迎え、巣には卵やヒナがいることが多いためです。
繁殖期の巣を撤去することは法律で制限されており、巣立ちを待つ必要があります。
秋から冬の間は繁殖期が終わって巣が空になることが多いため、このタイミングでの対策が最適です。
この時期に対策しておくことで翌年の巣作りを未然に防ぎ、長期的に鳥害を予防することができます。
当店では鳥の巣の撤去（卵やヒナがいないもの）や鳥除け対策も承っておりますので、少しでもご心配な方はお気軽にご相談くださいね。

【参考】堺市北区で棟板金内の鳥の巣を撤去した現場
【参考】堺市北区で軒天内の鳥の巣を撤去した現場

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