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堺市堺区のオフィスビルにて錆びが発生しているベランダ鉄製手すりの塗装｜鉄の手すりを安全に使用するためには塗装が不可欠です
更新日：2024年8月21日
こんにちは、街の屋根屋さん堺店です。
本日は堺市堺区のオフィスビルでベランダの鉄製手すり、塩ビ製竪樋（たてどい）の塗装を行った様子をご紹介します。
前回までに軒天の補修工事、コーキングの打ち替え工事を行っており、今回は塗装工事を行います。
鉄が劣化する最大の原因は錆びです。
金属が空気中の酸素や水分と反応して、酸化することによって発生します。
錆びは放置するとどんどん広がって腐食していき、穴が開くなど最終的にはボロボロになってしまいます。
ボロボロになってしまった鉄は触るだけで崩れてしまうほどに劣化します。
それがベランダの手すりであれば転落事故が起こる可能性もあり、とても危険です。
そうさせないためには錆びが進行する前にメンテナンスを行う事がとても大切です。
ケレン作業を行います。
鉄製手すりの塗装を行う際、ケレン作業は非常に重要です。
塗装面の錆びや汚れを除去し、準備作業をする事で塗料がしっかりと密着して耐久性が向上します。
ワイヤーブラシやスクレーパーなどを使用して大きな錆びや剥がれた塗膜を取り除き、サンドペーパーで表面を磨いて残った錆びや細かい汚れを削り落とします。
サンドペーパーの粗さ（番手）は最初は粗い物を使用し、徐々に細かい物に変えていくと効果的です。
ケレン作業で発生した削りカスや汚れを綺麗に除去したら、錆止め塗料を塗布します。刷毛やローラーを使ってムラのない様に均一に塗り上げます。
手すりが2枚合わさっている箇所は、一旦手すりを取り外して重なっている面を塗ります。重なり部分もしっかりと錆びを落として塗装しておかないと、そこから再度錆びが進行してしまうためです。
錆止め塗料が乾いたら上塗り塗料の１回目（中塗り）を塗布します。手すりの重なり部分は手すりを外した状態で先に塗装しておき、乾燥後に再設置しました。
上塗りは通常2回塗り重ねます。（中塗り→上塗り）
2段階で塗り上げる事で塗りムラを解消し、塗装の仕上がりと耐久性が向上します。
上塗り塗料を2回重ね塗りする事によるメリット
①均一な塗膜の形成
一度塗りではどうしても塗りムラができることがあるため、2回塗ることで塗料が均一になりムラのない仕上がりになります。
②耐久性の向上
塗膜が厚くなる事で錆びや腐食からより長期間守ることができます。特に屋外に設置されている手すりは雨風や紫外線にさらされるため、しっかりとした保護が必要です。2回塗りすることで塗膜の厚みが増し、耐久性が向上します。
③塗料の密着性の向上
一度塗った塗料が完全に乾いた後に二度目の塗料を塗ると、塗料同士がしっかりと密着して剥がれにくくなります。
④防水効果の強化
塗膜が二重になることで防水効果も高まります。手すり内部に水分が浸透しにくくなり、錆びや腐食を防ぐ効果が期待できます。
鉄製手すりの塗装が完了しました。錆びをしっかり落とし、錆止め塗装を行う事で鉄部の耐久性
を向上させ、この後長期間にわたって安全に使用することができます。
しかし鉄部塗装の耐用年数は一般的に5年程度のため、それを目安にメンテナンスを行う事をおすすめします。
塗装されている塩ビ製（塩化ビニール製）の竪樋（たてどい）に、塗料の塗り直しを行います。
塗装の前にケレン作業を行います。塩ビ製竪樋はツルツルしているため、塗料が付着しにくくなっています。
そのためサンドペーパーなどで汚れや凸凹を落とすと共に、わざと樋に細かい傷をつけます。
傷がつく事によって塗料の密着性が高まります。
ケレンが終わったらローラーや刷毛で塗料を2度塗りしていきます。1回目がしっかりと乾燥したら2回目を塗り上げます。
綺麗に塗り上がりました。ベランダの鉄製手すりと同じ色になる事で統一性が出て、ビル全体の美観性がアップしました。
ベランダの鉄製手すり、塩ビ製竪樋の塗装が完了しました。鉄が錆びている様子は街中の建物や柵などでよく見かけますが、錆びてしまえばその後は朽ちていくだけになってしまいます。
過去にはアパートの鉄製階段の錆びが進行し、腐食して崩落した事故もありました。
錆びが進行する前に塗装メンテナンスを行うだけで、大きな事故や被害に繋がる危険性を回避できます。
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