堺市西区にて訪問業者に雨漏り工事が必要と指摘された住宅の雨漏り点検｜屋根に不具合はなく現状雨漏りはありませんでした
更新日：2024年3月11日
今回調査を行ったのはこちらの住宅です。
2階ベランダから梯子をかけて屋根に上がり、点検を行っていきます。
防水塗膜が劣化している様子は見られませんでした。
ソーラーパネルが設置されていました。
屋根のすみずみまで点検を行いましたが、棟板金（むねばんきん）や屋根材に破損や歪みなどはなく、釘やビスの抜けなどもありませんでした。
▶屋根塗装・外壁塗装で屋根と外壁の防水性を回復させる
こちらも特に不具合は見られず、壁際水切りの状態も良好です。
雨樋も破損などなく綺麗に清掃されていました。
雨樋にゴミや埃が溜まるとオーバーフローの原因になり雨漏りに繋がってしまう事がありますが、その心配もありません。
▶雨樋の詰まりの原因と清掃方法・対策をご紹介
全体を確認してみたところ、大きな不具合は見られませんでした。
ビスが板から突き抜けていますが、この状態に問題がある訳ではなく雨漏りの直接の原因とはなり得ません。
築25年という事もありルーフィング（防水紙）が劣化している事も考えられます。
ですが、雨染みはかなり前の雨漏り跡ではないかと見られ、今すぐに対応をしなければならない状態ではありません。
▶雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性と お薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介
雨染みの跡は、過去のゲリラ豪雨や台風時の風雨の向きで偶発的にコロニアルの隙間から少量の雨水が入り込み、釘穴から屋根裏ににじんだのではないかと思われ、最近の雨漏りではないようです。
ルーフィングが劣化している可能性も否定はできませんが、1年前屋根塗装を行った事で防水性が復活し、現在は雨漏りしている様子はないと判断しました。
雨漏りの対処方法としては屋根の葺き替えやカバー工法がありますが、現状を確認する限り緊急を要する事はなく、様子見で問題なさそうです。
訪問業者から工事が必要と言われ、ご夫婦共にとても不安に思われていました。
「築年数を重ねるとどこにでもあり得る事なので、工事を行なうのは今すぐでなくて問題ありません」と現状をご説明すると、とても安心していただけました。
当店ではセカンドオピニオンや無料点検も承っておりますので、お気軽にご相談下さいね。
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