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堺市北区で所有店舗の雨漏りに散水調査|雨水の出口を塞いでいたコーキングを除去して雨漏り解消
更新日:2023年12月11日
こんにちは、街の屋根屋さん堺店です。
堺市北区の雨漏りが起こっている所有店舗に
散水調査を行いました。
散水調査によって雨漏り箇所を特定し、補修工事を行なった様子をご紹介します。
▶
前回の現地調査の様子はこちら
前回現地調査を行った結果、恐らく折板(せっぱん)
屋根のあらゆる隙間をコーキングで塞いでしまった事によって、雨水の逃げ道がなくなり屋根に滞留した事が雨漏りの原因だと考えられました。
補修を行うにはしっかり雨漏り箇所の特定
を行う必要があります。
そこで今回は散水調査を行って、どこから雨漏りが起こっているか特定します。
▶屋根工事、外壁塗装、リフォームの現場で見た間違いだらけの施工例
散水調査とはホースやバケツ等を用いて実際に雨が降っている状況を再現し、雨水の侵入口を見つけて雨漏りの原因を特定する調査です。水をかけ続けても、時間を置いて漏れてくるケースもあるため『雨漏り原因の仮説→散水の実行→検証』と根気強くひとつひとつ丁寧に作業を行う必要があります。
▶確実な漏水箇所の特定のための散水検査
室内天井の雨漏りしている箇所です。
「ジプトーン」と呼ばれる化粧石膏ボードの貼り合わせ部分を中心に雨染みがあります。
この上から雨漏りが起こっていると想定し、真上に当たる箇所から散水を行います。
折板屋根の上から散水すると、数分程経過して屋根裏からポタポタと水が落ちて来ました。この辺りから雨水が侵入し、雨漏りしている事は間違いなさそうです。
どこから雨水が侵入しているのか探るために、少しずつ場所を変えて散水します。
折板屋根の谷の下側部分だけに散水してみました。
雨漏りは起こらなかったため、雨水の侵入口は別の箇所だと思われます。
上側から水をかけると雨漏りしたため、恐らく上側のコーキングが剥がれたり切れている箇所から雨水が入り込んでいる様です。出口が塞がれている事によって内部に滞留して、室内へ溢れているのではないかと想定されます。
この下部は雨水の逃げ道になるため、コーキングを打ってはいけない箇所でした。
雨水の出口を作るために何重にも重ね塗りされているコーキングの下側部分をカッターで剝がしてみます。
すると、
コーキングを除去してできた隙間から水が流れ出してきました。内部に滞留していた雨水が排出された様です。
雨漏りの起こりやすい窓枠、外壁材の境目部分と順に散水しました。水をかけ続けましたがこの部分からは水が廻って来ず、雨漏りは起こりませんでした。
雨漏りが起こっているのは屋根部分のみと特定されました。
散水調査によって雨漏りの原因が特定され、2種類の工事のご提案をしました。
笠木・水切り板金の新規取り付けの場合は屋外照明の脱着工事等が必要になるため、コーキング打ち替えよりも大掛かりになってしまいます。
そのため今回はコーキングの打ち替えで対応して欲しいとのお客様のご希望に合わせ、工事を行なう事になりました。
まず、
何重にも重なっている既存のコーキングを剝がしていきます。カッターで切れ込みを入れ、テープを剝がす様に引っ張って剝がします。
残っている部分をカッターの背側を使って完全に削り落とします。劣化したコーキングが残っていると、新しいコーキングを断裂させる原因となってしまうため、綺麗に落とします。
板金の隙間部分もドライバーを使い、残す事なく丁寧に取り除きます。
劣化したコーキングを綺麗に除去しました!削りカスや埃なども丁寧に掃除します。
これで屋根内部に入った水が流れていく様になりました。
コーキングガンを使用して、シリコンコーキングを打っていきます。屋根の板金同士の隙間を埋め、しっかりと接合させます。
屋根のボルトにも打ち、雨水が侵入しない様にカバーします。
雨水の排水を妨げていた屋根の谷部分にはコーキングを打たずに隙間を開けたままにしておきます。
屋根の端から端まで作業を行ってコーキングの打ち替えは完了です。
▶
屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法
雨漏りしていた箇所には念のために排水用の予備の穴を開けておきました。
今後もし大雨が降る等で排水が追い付かなくなっても、この穴からも排水されるため内部に雨水が溜まる事はなく、雨漏りの心配はありません。
堺市北区の雨漏りしている所有物件の散水調査・コーキング打ち替え工事が完了しました。お客様のご希望に沿った工事を行ない、とてもご満足頂けました。
屋根に隙間があるとそこから雨が入り込んでいるのでは?塞いだら雨漏りはしないはず!と思いがちですが、
屋根には雨水を排水するために必要な隙間があります。そこを塞いでしまうと、逆に雨漏りを引き起こしてしまう事になりかねません。また、コーキングの耐用年数は環境にもよりますが5~10年となっています。
今回の建物の様に紫外線が当たりやすい屋根の場合、劣化が早まりやすいです。
5年が経過した頃に点検を行う事をおすすめします。
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