こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
春の訪れの一つでもある『春一番』は、暖かく穏やかなイメージがあるかもしれません。
実際は、嵐をもたらす危険な強風でもあり、転倒や停電・住宅被害など生活に様々な影響をもたらす恐れがあるのです。
街に屋根やさん堺店にも、突風被害で屋根材（瓦・スレート）の破損・ベランダ・カーポート屋根の飛散・雨樋の破損などのお問合せを頂いています。
そこで、突風被害被害が多い『屋根』『波板』『雨樋』の劣化症状を紹介しますので、皆さんのお宅で思い当たる症状があれば、街の屋根やさん堺店の無料点検を利用して早急に補修や部材の交換を行いましょう！
▶メールでのお問合せ（２４時間受付中）

春一番の定義と時期について

※北日本と沖縄を除く地域で発表され、条件は地域ごとに少し違います。

春一番の定義と時期

季節が冬から春へと変わる時期に、初めて吹く南よりの強い風を言う。
近畿地方では、立身（2/4頃）から春分（3/20頃）の間に低気圧が日本海にあり、南よりの最大風速が8ｍ/s以上、最高気温が平年（前日）より初めて高くなった日に、気象状況を総合的に判断して発表している。

春一番が吹くと暖かい南風によって気温が上昇して、強風による被害が起りやすくなります。
反対に翌日は、西高東低の気圧配置となって強い北風で寒さが戻り、突風を伴う事も珍しくはないので海や山などのレジャーには注意が必要です。

屋根・ベランダ・カーポート波板の劣化症状

屋根材に破損や経年劣化はありませんか？

・屋根材の割れやズレ　・漆喰の劣化

屋根材にこのような破損が見られたら、事前に修繕を行わなければいけません！
屋根材の割れた隙間やズレた部分から風が吹き込み、強風時に被害を拡大させる危険が高くなってしまいます。
また、防水や接着機能がある漆喰（”棟”の土台を守り塗り込んでいる材料）にひび割れや欠けなどの劣化放置は、棟が歪み棟瓦の取り直し（積み直し）が必要になってきます。
季節の移り変わりは天候が急速に変化する為、このような症状がないか業者に点検してもらう事をおススメします。
▶住いが教えてくれる屋根補修のサイン

棟板金が浮いていませんか？

・棟板金の浮き　・釘抜け　・貫板の腐食

棟板金とは、スレート（コロニアル・カラーベスト）や金属屋根の頂上にある板金の事を指します。
棟の構造は、下から葺き上げられたスレートなどの屋根材を貫板（ぬきいた）という板で押え、上から棟板金を被せ雨水の浸入を防いでいます。
棟板金は金属の為、膨張と収縮を繰り返す『熱膨張』という現象が起こってしまい、棟板金を止めている釘が徐々に抜けきます。釘抜けの放置は、抜けた釘から貫板に雨水が浸透し腐食の進行を促します。そうなると棟板金が固定できず浮いてしまう事で強風時に飛散してしまう場合があります。

釘抜けは、ステンレス製ビスを打ち込み、ビス頭をコーキングで塞いで再度釘やビスが抜けるのを防ぐ、ビス増し打ちコーキング工事を行いましょう。
あくまでも補強の為、棟板金の交換に比べると強度は低くなってしまいますが『強風に備えて補強を行いたい！』というニーズにはぴったりな工事です。また、木製の貫板が腐食していれば棟板金をしっかりと固定する事ができない為、新しい貫板に交換しましょう。
▶屋根の板金が浮いていると言われたら？すべき対策と注意事項

ベランダ・カーポート屋根の波板に経年劣化はありませんか？

ベランダやバルコニーは三方向から風を受けてしまう環境の為、強風被害を受けやすい場所でもあります。
波板は、屋根材の様に１枚ずつ下地に張付けて行く施工方法ではなく、１枚の大きな波板をビスやフックで骨組みに取付けているので構造上、下から煽られる強風によって波板が捲れ上がってしまうのです。
長期的に風雨や紫外線によって劣化が進行すると、波板の割れ・フックの外れ・波板の外れが発生します。
▶ポリカ波板屋根と防水工事でベランダをより強く

波板の劣化や破損は波板の全面張替工事をおススメします。