築年数の経った瓦屋根にお住まいの方必見！瓦屋根の土葺き施工とは？
更新日：2021年5月24日
時代の流れとともに、屋根材もたくさんの種類が発売されています。
屋根材によって見た目や性能が違うだけでなく、過去の震災や台風被害などを教訓に施工方法も昔とは変わっています。
古くから使われている屋根の代表とも言える瓦屋根も、昔と今では施工方法が違います。
土葺き工法とは、瓦の下地として土を使って瓦を固定する方法で昭和初期までは一般的に使われていた工法です。
現在では、耐震性や耐風性のことを考え土葺き施工が行われることはありません。
この土葺き工法が使われなくなった大きなタイミングは、関東大震災だと言われています。
震災時、倒壊した家屋の多くが土葺き屋根だったことで法整備が行われ土葺き工法から
引掛桟工法という瓦を下地の棒へ引っ掛けて固定する方法へと変わっていったのです。
比較的地震の少なかった関西では、その後も土葺き屋根は多く見られていましたが
やはり、阪神大震災以降に土葺き屋根はグンと減っていきました。
そうなると、接着が弱まり瓦の浮きやズレの原因となります。
雨水や風で土が流れ出てしまうので補修が必要になります。
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