岩出市で袖瓦(そでがわら)と素丸瓦(すまるがわら)を復旧しました
更新日：2022年3月7日
破風板(はふいた)
飛散した瓦や既存の瓦を一部撤去し、破風板と広小舞を取り付けましたので
撤去した瓦を復旧していきます。
破風板と広小舞の補修の様子はこちらをご覧ください★
⇨岩出市で破風板と広小舞が破損！破風板を固定しダボで釘頭を隠します
⇨
袖瓦は広小舞を隠すような形状のものが多いのですが、
S様の借家では広小舞が見えた状態となる袖瓦が使用されています。
また袖瓦と
同じように復旧していきます。
袖瓦以外もズレていた部分がありましたので、その部分も葺き直していきます。
ズレたままだと隙間から雨水が侵入し雨漏りを引き起こす原因となります。
ズレていた
ズレたままだと隙間から雨水が侵入し雨漏りを引き起こす原因となります。
ズレていた
葺き土は瓦を固定する為に瓦の下に詰められた土の事です。
最初は水分を含んでいるので粘土のような土なのですが、
段々と乾燥してきて、写真のような砂状となってきます。
砂状となると、瓦を固定する力が弱まり、
瓦がズレやすくなり、瓦が落下することもあります。
なので、瓦を復旧するときは乾燥した葺き土を撤去し
新しい葺き土を詰めていきます。
スサと砂と水をしっかりと混ぜたものが葺き土で、
葺き土を屋根面に乗せてから瓦を乗せて固定していきます。
素丸瓦を固定するには、瓦の継ぎ目に葺き土を乗せて素丸瓦を固定します。
割れていない瓦は再利用し、割れた瓦のみ新しい瓦を使いました。
瓦は、必ず軒先(下
そうする事で、屋根に降った雨水が屋根内部に侵入しにくく地上へ流れていきます
破風板と広小舞を工事していない破風板と広小舞の色に合わせて染色していきます！
木部の塗装をすることもあるのですが、染色をすることで
塗膜
しかし、染色する事で新旧の見た目の差も無くなり、
自然な仕上がりとなりましたね(*^^*)
染色は塗装と違って、
トタン屋根にできた穴をコーキングを使って補修しました。
※板は作業中、トタン屋根に穴が空いて落下しない為に敷いていました。
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★屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法
袖瓦・素丸瓦の復旧工事が完成しました！
S様に完成した写真をお見せすると
「とても綺麗に瓦が葺かれており、木部も修理してもらったので
強い風が吹いても安心ですね(*^^*)
と言っていただき喜んでいただけました！
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