みなさまこんにちは！街の屋根やさん和歌山店です。

外壁補修の様子をご紹介します。
和歌山市在住W様邸ではモルタル仕上げの外壁が一部落下したので
剥離した部分を撤去し、下地補強してからモルタルで仕上げていきます。

前回は下地の補強までをご紹介しましたので、
今回はモルタルの塗装についてご紹介していきたいと思います。

左官職人がラスカットにモルタル塗装を行うのですが、
モルタルを塗装する前に、目地補強材として目地全てにメッシュを貼ります。

メッシュは目地部分のクラック(ひび割れ)防止効果があります。

ラスカットの表面にモルタルを塗装していきます。
モルタル塗装は下塗り・上塗りと2回に分けて塗装していきます。

下塗りでは強度を重視し塗装していきます！
下塗りに使われるモルタルは、上塗りよりもセメント量が多く【富調合モルタル】と呼ばれます。
セメント量の割合を多くすることで、強度が高く、付着しやすくなります。
しかし、セメントの量が多いとセメントの収縮が大きくなり、
ひび割れを起こしやすいので上塗りには向いていません。

下塗り後しっかりと乾燥させてから、上塗りを行っていきます。
上塗りでは、下塗りで使用した【富調合モルタル】とは逆にセメントの量が少ない
【貧調合モルタル】を使って塗装していきます。
貧調合モルタルは、富調合モルタルに比べて強度は低くなりますが、
収縮が少なく、ひび割れを起こしにくくなるので、綺麗に仕上げることができます。

上塗りは仕上げとなりますので、何度も何度も重ね塗りをして、表面を平滑に整えていきます。

モルタル塗装は柄をつけて塗装するより、平滑にする方が難しいようなので、
左官職人の腕の見せどころと言っても過言ではありません！

モルタル塗装が完成しました。
2～3日程乾燥させてモルタルがしっかりと乾いてから木材を撤去し、塗装を行っていきます。

モルタルはしっかり乾燥することで強度が高くなるので、
乾燥するまえに木材を撤去してしまうと、ボロッと剥がれてしまったり
ひび割れを引き起こす可能性があります。

次回の現場ブログでは塗装工事の様子をご紹介したいと思います。

前回までの現場ブログをご覧になりたい方はこちらからご覧ください！

応急処置の様子➡和歌山市で外壁が落下！応急処置を行い、翌日雨養生しました

瓦復旧工事の様子➡歌山市で外壁が落下し、破損・ズレた瓦を土葺きで一部復旧しました

外壁復旧工事の様子➡和歌山市で外壁復旧工事！外壁の耐久性を高める下地を形成します