みなさまこんにちは！前回に引き続き、ベランダ防水工事の様子をご紹介していきます。
前回は防水層を施工する前に、「下地処理・下地調整」と言って下地を綺麗にして整える工程をご紹介しました。
今回はウレタン樹脂を使って防水層を施工し、ベランダ防水工事が完成するまでの工程をご紹介します。

ベランダ防水工事についてはこちらの記事でもご紹介していますので、よろしければご覧ください。
➡バルコニー・ベランダや陸屋根(屋上)のメンテナンスに選ばれるウレタン防水

それでは、岩出市在住K様邸のベランダ防水工事についてご紹介していきます。

カチオンフィラーがしっかり乾燥したら、雨漏りのリスクとなる床面の取合い部分や壁の立ち上がり部分にコーキングを充填します。
コーキングを充填する前に、コーキングが下地に密着しやすいようプライマーと呼ばれる接着剤を塗ってからコーキングを充填します。
コーキングは水回りにも使用されるほど防水性があります。
コーキングについて詳しくはこちらをご覧ください！
➡屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

コーキングを継ぎ目全てに充填し終わったら、ベランダ床全体にプライマーを塗っていきます。
ウレタン樹脂を塗布していくので、ウレタン樹脂が下地にしっかりとくっつくよう隅々まで塗ります。
このプライマーはウレタン防水用のプライマーを使用しています。
ウレタン防水用のプライマーはウレタン樹脂の密着はもちろん、下地にできた小さな凹凸を防ぎ、ウレタン塗膜の膨れも防ぎます。

プライマーが乾くと、ウレタン樹脂を塗っていきます。
スタンダードのウレタン樹脂は、防水性は高いが、熱劣化を促進させる鉛を含んでおり、
太陽の紫外線や赤外線等に弱いので耐久性・耐熱性が低いという特徴があります。

しかし今回使用したウレタン樹脂は、熱劣化を促進させる鉛が含まれないので、耐熱性・耐久性にも強い塗料になります。
また、防水層(ウレタン樹脂)が高温になったとしても長期的に安定した性能を維持します。

そんな防水性・耐熱性・耐久性に強いウレタン樹脂を立ち上がり部分等周りから塗っていき、その後床全体を塗っていきます。

トップコートを塗っている写真です。
トップコートは、防水層の表面を覆うための塗料になります。
ウレタン樹脂を日差しから守ったり、ゴミが付かないために必要な塗料です。
さらに見栄えも良くなり、滑り止め効果もあります。

岩出市在住K様邸のベランダ防水工事を行う前と行った後の写真です。
最初は、ベランダの表面は保護モルタルと言われる仕上げとなり、ザラザラで汚れやコケ等が目立っていました。
しかし、下地処理(ケレン作業)、下地調整(カチオンフィラー)を行い、防水性・耐熱性・耐久性の高い防水層(モルタル樹脂)を形成することで、強くて綺麗なベランダへと変身しました！
表面も見た目はツルツルですが、滑り止め効果があるため安心ですね(*^^*)

これで岩出市在住K様邸のベランダ防水工事が完成です。
次回は陸屋根の防水工事についてご紹介していきたいと思います！
よろしければ次回の現場ブログもご覧くださいね★

岩出市在住K様邸　今回までの現場ブログについて

★岩出市で倉庫の天井から雨漏りが！原因はベランダ・陸屋根の劣化でした
★岩出市でサンルームの撤去、撤去後はベランダ防水工事を行います
★岩出市のベランダ防水工事　ケレン作業・カチオンフィラーで丈夫な下地を形成

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