軒天の場所は？
軒天は、外壁から外側に突き出した屋根の裏面の事を指します。

軒天の役割って？

①美観性の向上
　軒天が無いと、屋根の内部構造が見えたままになるので、美しく見えない場合があります。
　また、屋根の内部構造が丸見えの状態では、雨水や風等の影響で、屋根が劣化しやすくなります。
　軒天は建物の美観性の向上と屋根内部を守る役割があります。

②外壁の劣化防止
　軒天があると、雨水の吹込みや太陽の光を遮ることができ、外壁材の劣化を防ぐことができます！
　軒天の無いお家はスタイリッシュでおしゃれにも見えますが、雨水が外壁に当たりやすいので
　外壁材の劣化を早めたり雨垂れにより外壁の汚れが目立ちます。
　また、軒天がありすぎても強風で飛ばされることもありますのでお気を付けください。

③延焼防止
　隣の家で火事が起きた場合、軒天が無いとすぐに屋根裏まで火が廻ってしまうことがあります。
　それを防ぐために、軒天は不燃材を使用し火事による被害拡大を防ぐ役割があります。


岩出市在住Y様邸の軒天は合板が張られており、その上から塗装されていました。
合板に雨水が浸透しており、板が腐食し剥がれていたので、吸水性が少なく丈夫な不燃ボードを使用することになりました。

こちらでは軒天が劣化した場合どのような問題が起きるのか、詳しくご紹介していますので、よろしければご覧ください(*^^*)
➤軒天の雨染みと剥がれは見逃し厳禁! 雨漏りや鳥獣被害に繋がります

軒天の下地処理が終わると、続いては軒天の寸法を測り、ケイカル板をカットしていきます。
軒天の大きさをぴったりと合わせるために、カンナを使って微調整を行います。
カンナは基本木材などの表面を滑らかにする時に使用されることが多いですが、
このようにケイカル板のサイズの微調整にも使用します。
カンナは数ミリ、数ミクロンでの薄さで削るので、すごく難しい作業です！

職人が一枚一枚寸法を測り、細かい微調整を何度も繰り返したケイカル板をついに軒天に張り付けていきます！
張り付けた後は、フィニッシュネイルと呼ばれる細い釘を1枚のケイカル板に数ヵ所打ち込んで固定することで更に丈夫になります。

軒天張替え完了の写真です！
岩出市在住Y様邸の軒天は合板で、雨水が浸透しており板が腐食し剥がれていたのですが、腐食しない丈夫なケイカル板に張り替えました。
これで大雨が降っても湿気強く、腐食しないケイカル板の軒天なので安心して過ごすことができますね！
岩出市在住Y様も「軒天が綺麗になって、更に丈夫になって嬉しいです！」と喜んでいました(^^)

今回は軒天の張替工事をご紹介しましたが、次回からは外壁・屋根塗装を行っていきます。
次回は外壁・屋根塗装を行う前の補修工事についてご紹介します！

次回の現場ブログ➤岩出市のシーリング工事　塗装前に外壁の目地と出窓のサッシ周りに充填

岩出市在住Y様邸　前回までの現場ブログ

①岩出市在住Y様邸　現場調査の様子　　
　➤岩出市で屋根・外壁塗装を行う前にまずは無料点検を行います

②岩出市在住Y様邸　基礎巾木のクラック補修　　
　➤岩出市で基礎巾木の補修工事、エポキシ樹脂モルタルを充填します

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