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熊本市東区で雨漏りする倉庫2棟の屋根を現地調査|天井崩落も見られました
更新日:2026年10月13日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
今回は熊本市東区のお客様より、「昔、中古で購入した倉庫が雨漏りしている」とご相談をいただき、現地調査に伺いました。
倉庫は2棟あり、1棟は
波スレート屋根、もう1棟は金属の
折板屋根(金属板を山型に折り曲げ加工した屋根材)でした。
調査の結果、両棟とも屋根に穴あきが見つかり、倉庫内部では天井が崩落している状態も見られました。
この記事では、倉庫を調査した様子と補修のご提案内容を詳しくご紹介します。
長年風雨にさらされ、外壁にも汚れや傷みが見られました。
倉庫はこの奥にもあり、計2棟所有されていますが、どちらにも雨漏りが発生しているとのことです。
これから倉庫として使用するご予定があるため、保管物が濡れてしまう前に補修が必要な状況でした。
まずは
波スレート屋根の倉庫を調査します。
波スレートとは
セメントと繊維を混ぜて波型に成形した屋根材。強度や耐久性が高く、屋根下地が不要で施工も容易である為、倉庫や工場の屋根に使用されることが多い。
2004年以前に作られた波型スレートは強化剤にアスベストが含まれていますが、人体に悪影響があると判明した為、それ以降アスベストが使われる事はなくなりました。
建物内から確認すると、波スレート屋根に穴が開いて光が漏れていることが分かります。
屋根全体で約20カ所もの穴あきを確認しました。
波スレートは耐久性が高い屋根材ですが、経年劣化が進むと素材がもろくなり、
ひび割れや穴あきが発生しやすくなります。
雨の日には雨漏りが起き、屋根の下地や天井を傷める状態になっていました。
倉庫内では広範囲にわたって天井の崩落が見られました。
長年の雨漏りで天井材や下地の木材が水分を含み、
重みに耐えられなくなって落下したと考えられます。
崩落した天井材が床に散乱しており、残った天井も落下する恐れがあるため、このままでは倉庫として安全に使用できません。
折板(せっぱん)屋根の倉庫|軒先の穴あきと棟換気扇まわりの劣化
2棟目は
金属の折板屋根の倉庫です。
折板屋根とは
金属板を台形の山型に折り曲げ加工した屋根材で、倉庫・工場・車庫など大型建物の屋根に広く使われています。
強度が高く大きなスパン(柱と柱の間隔)にも対応できる一方、金属製のため塗膜が劣化するとサビが発生しやすく、放置すると穴あきや雨漏りにつながります。
屋根に上がって確認すると、表面全体にサビが広がっていました。
特に雨水が集まりやすい
軒先(屋根の先端部分)側はサビの進行が激しく、
鋼板が腐食して穴が開いている箇所が複数見つかりました。
金属屋根は塗膜が劣化するとサビが発生し、放置するとサビが鋼板を貫通して穴あきに至ります。
過去に部分的な補修をされた形跡もありましたが、補修材も劣化しているため、雨水の浸入を防ぐことができません。
倉庫内では穴あき箇所から光が漏れており、
雨の日には雨漏りが起きる状態と分かります。
穴あき箇所の周辺では、
天井にカビも生えており、長期間雨漏りが起きていたことが分かります。
こちらは波スレート倉庫のような天井の崩落はありませんが、放っておくと雨漏り箇所はどんどん広がっていきます。被害がまだ小さいうちに修理しておくことが大切です。
倉庫内部から屋根を見上げると、棟換気扇のまわりから光が差し込んでいるのも確認しました。
倉庫内部から屋根を見上げると、
棟換気扇(ベンチレーター)のまわりから光が差し込んでいるのを確認しました。
棟換気扇(ベンチレータ―)とは
屋根の頂上部に設置された換気設備です。倉庫や工場などの屋根に設置され、建物内にこもった熱や湿気、臭い、粉塵などを排出し、建物内の環境を維持する効果があります。
棟換気扇からも光が入っているということは、そこから雨水も浸入するということですので、こちらも補修が必要な状況です。
熊本市東区にて倉庫の現地調査が完了しました。
お客様に調査結果をもとに、以下の内容でお見積もりを作成することになりました。
波スレートは屋根に約20箇所の穴あきがあったため、まずはその穴あきを部分的に補修し、その後屋根全体にカバー工法を行うようご提案しました。
カバー工法とは?
古い屋根を剥がさず、上から新しい屋根を重ねる工法です。
アスベストを含んだ波スレートは、解体撤去費用が高額になるため、おすすめの工法です。
穴あきを1カ所ずつ塞ぐだけでは、劣化した波スレート全体の防水性は回復しません。
部分補修で穴を塞いだうえからカバー工法で屋根全体を覆うことで、雨漏りの再発を防ぎ、屋根の耐久性を大幅に向上させることができます。
【折板屋根】ガルバリウム平板による部分カバー+棟換気扇まわりの補修
折板屋根側は穴あきが軒先側に集中していたため、全面カバーではなく部分補修でのご提案としました。
建物の状態とご予算に応じて、必要な工事を必要な範囲でご提案いたします。
古い波スレート屋根にはアスベストが含まれていると聞きましたが大丈夫ですか?
2004年以前に製造された波スレートにはアスベストが含まれている可能性があります。ただし、今回ご提案したカバー工法は既存の屋根を撤去せずに上から覆う工法のため、アスベストを飛散させる心配がなく、撤去・処分費用も抑えられます。古い波スレート屋根の改修に適した工法です。
部分補修のみの対応も可能ですが、劣化が進んだ屋根では塞いだ箇所以外から新たな穴あきが発生し、雨漏りを繰り返すケースが多くあります。今回のように穴あきが約20カ所と広範囲に及ぶ場合は、部分補修とカバー工法を組み合わせることで再発を防ぎ、長期的にはコストを抑えられます。
倉庫を使用しながらでもカバー工法の工事はできますか?
はい、可能です。カバー工法は既存屋根の撤去を伴わないため、工事中も建物内部への影響が少なく、保管物を移動せずに施工できるケースがほとんどです。操業中の工場や使用中の倉庫でも施工実績がありますので、お気軽にご相談ください。
いいえ、点検・お見積もりは無料です。屋根に上がっての調査や内部からの確認、写真を使った状態のご報告まで費用はいただきません。お見積もり後にじっくりご検討いただけますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
今回の倉庫のように、屋根の穴あきを放置すると雨漏りが天井や下地にまで及び、天井崩落など被害が拡大してしまいます。
被害が広がるほど補修範囲も費用も大きくなるため、「雨漏りかな?」と思ったら早めの点検がおすすめです。
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