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上益城郡益城町で浮いた棟板金にパッキン付きビスを増し打ち|棟板金が浮きやすい理由や浮きを見つけた場合の対処方法についても解説
更新日:2024年5月29日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
本日は
益城町で浮いている棟板金にビスの増し打ちを行った様子をご紹介します。
既存の棟板金が浮き、スクリュー釘も多くが抜けかけている状態でした。
調査したところ、釘の間隔が施工基準よりも広く取られていたため、棟板金をしっかりと固定できていなかったことが判明しました。
「棟板金の浮きやすい理由」や
「浮きを放置するリスク」、
「棟板金の浮きの対処法」についても解説しますので、ぜひご参考くださいね!
別の業者と同じ値段で打ち替えをしてもらえるならお願いしたいと、当店にご相談いただきました。
その業者からの見積り金額をお聞きし、屋根に上ってその費用内でできそうであれば施工を行う事になりました。
確かに、棟板金には浮きが見られます。本来、棟板金下部には水を流す為に若干の隙間が開いていますが、これは隙間が開きすぎています。
棟板金を留めているスクリュー釘も浮いています。
これでは棟板金を固定力が下がっているため、棟板金が剥がれ落ちてしまう危険もあります。
今回棟板金が浮いた理由の一つに、
釘のピッチ(間隔)が広すぎるという点が挙げられます。
一般的に、棟板金を固定する釘は455㎜以内の間隔で打つのが施工基準です。
(強風が吹く地域や屋根の形状によっては、更に狭い間隔で打つ事が推奨されています。)
しかし、
こちらの釘のピッチは455㎜以上あり、棟板金が浮きやすくなってしまったと考えられます。
屋根の頂上部分を守る棟板金は、浮きが起きやすく、台風などで外れてしまう被害も少なくありません。
棟板金が浮きやすい要因について解説します。
1.熱膨張
日中の高温と夜間の低温の繰り返しにより、金属製である棟板金の膨張と収縮を引き起こします。
これを「熱膨張」と言い、膨張と収縮の繰り返しで釘が徐々に抜けていき、棟板金が浮きやすくなります。
2.経年劣化
時間が経つにつれて、釘やビスが錆びたり、棟板金の下地木材(貫板)が劣化したりすることがあります。
これにより、棟板金を固定している力が弱まり、浮いてしまうことがあります。
【参考】腐食した貫板を交換した施工事例
3.施工不良
不適切な施工も棟板金の浮きの原因になります。
釘の間隔が広すぎたり、使用する釘やビス、下地材が不適切であったりすると、棟板金がしっかりと固定されず、浮いてしまう可能性が高くなります。
4.気候条件
特に強風が頻繁に吹く地域では、風圧によって棟板金が浮きやすくなります。
また、豪雨や台風などの極端な天候が原因で、棟板金が緩むことがあります。
様々な要因が重なることで、棟板金が浮きやすくなります。
浮きが起きやすい棟板金は、定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。
【参考】棟板金の交換・修理ガイド【事例・費用】も豊富にご紹介
棟板金の浮きを放置すると、以下のようなリスクが発生します。
雨漏りのリスク
浮いた部分から雨水が侵入し、屋根下地や建物内部に雨漏りが起きるリスクが高まります。
強風被害
浮いた棟板金が台風や強風で飛散すると、ご家族や近隣の住民に被害を及ぼすことがあります。
修繕費用の増加
初期の小さな修繕を怠ると、後々大きな工事が必要となり、費用も高額になります。
棟板金の浮きに気付いた場合、できるだけ早く以下の対処を行うことが重要です。
専門業者への連絡
まずは屋根工事専門業者に現場の調査を依頼しましょう。棟板金の浮きは屋根工事詐欺のターゲットになりやすいため、ホームページや口コミなどをチェックし、信頼できる業者に依頼しましょう。
【参考】屋根の板金が浮いていると言われたら?するべき対策と注意事項
応急処置
強風や雨が予想される場合、ブルーシートなどで応急処置する事で、被害の拡大を抑えられます。但し、屋根の上は落下の危険もある為、専門業者に依頼される事をおススメします。
【参考】屋根などが地震や台風で被災した際に行う緊急時の応急処置「雨養生」
定期点検の実施
定期的な屋根点検を行い、早期に問題を発見・対処することで、大きな損害を防ぐことができます。
棟板金の浮きにより、下地材の貫板(ぬきいた)も腐食してしまうと、釘の打ち直しだけでは改善しないため、貫板の交換も必要になります。
幸い、今回は貫板には腐食が見られなかったため、釘からビスに打ち替え、増し打ちだけで浮きを改善できる状態でした。
ご予算内での施工が可能だったため、現地調査時にビスの増し打ちを行う事になりました。
スクリュー釘を抜き、ビスに打ち替えます。スクリュー釘にはらせん状の溝が刻まれており、通常の釘よりは抜けにくい構造になっていますが、今回はスクリュー釘よりも更に抜けにくいパッキン付きのビスに交換します。
ビスの傘下にパッキンが付いているため、ビス穴からの雨水の侵入も防ぎます。
ビスを打ち増し、打ち替えで棟板金の浮きを解決しました!釘が抜けたりピッチが広い事で棟板金が浮いていましたが、適切な間隔に増し打ちし、固定し直しました。
施工前は風でバタバタする状態でしたが、しっかり固定され、風に対しても強度を高めました。
棟板金は様々な要因で浮きが起きやすく、浮きを放っておくと大きな被害を受ける危険もあります。
早急に対処すれば今回のようにすぐ解決できる事もあるため、浮きに気付いた際はできるだけ早くご相談くださいね。
【参考】被害が出る前!? 出た後!? 屋根工事はどちらがオトク
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E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
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熊本県上益城郡益城町古閑88−8


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