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阿蘇市で落下しそうな隅棟先端の棟瓦取り直し工事|なんばん漆喰を詰めてワイヤーで留め直しました
更新日:2024年3月5日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
本日は
阿蘇市にて隅棟(すみむね)先端の瓦取り直し工事を行った様子をご紹介します。
セメント瓦屋根の隅棟先端は、漆喰や葺き土の劣化で瓦が落下しそうな状態になっていた為、瓦を仮撤去してなんばん漆喰を詰め、ワイヤーで留め直しました。
棟瓦の補修工事は、街の屋根やさん熊本店までご相談くださいね。
前回の現地調査では隅棟、特に先端部分に欠損があり、雨漏りや瓦のズレの原因になっていました。
お客様はできるだけ費用を抑えたいとご希望されていた為、特に欠損がひどく落下のリスクも高い隅棟先端部分の取り直し工事を行う事になりました。
隅棟とは、大棟から斜め下方向に取り付けられている棟瓦です。大棟は地面と平行になっているのに対し、隅棟は傾斜があります。
隅棟の先端部分は軒先(屋根の端)である為、定期的に取り直しなどのメンテナンスしないと瓦が落下するリスクが高くなります。
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【参考】大棟・隅棟全体の取り直し工事を行った現場
隅棟先端の冠瓦(かんむりかわら)を仮撤去しました。冠瓦とは棟の最上部に載せられる瓦です。棟瓦はのし瓦で高さを出す事もありますが、こちらの棟は冠瓦だけを載せる
「冠瓦一本伏せ」で積まれています。
仮撤去した冠瓦は後ほど取り付け直しますので、破損しないように慎重に保管しておきます。
冠瓦を外すと葺き土や漆喰が出てきました。葺き土は瓦を固定する為の役割があり、始めは粘土のような質感で湿っています。
しかし、こちらは経年劣化や漆喰の欠落により、乾燥してボロボロになって固定力がなくなっています。
漆喰は内部に雨水が入るのを防いだり、瓦同士の隙間を埋める役割がありますが、15~20年で寿命を迎えて割れ・欠け等の症状が起きてきます。
これらの劣化した葺き土や漆喰も撤去します。
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漆喰のメンテナンスについて
葺き土と漆喰を撤去しました。
ワイヤーが出ているのが見えますが、こちらは冠瓦を留めるものです。
ワイヤーも劣化している場合は交換を行いますが、こちらのワイヤーは大きな劣化がなく使用できる状態ですのでこのまま使用します。
なんばん漆喰を詰めました。なんばん漆喰は通常の漆喰の原料に加え、特殊なシリコンや防水剤が添加されている為、防水性・耐久性が高い特徴があります。
また、既存の漆喰は葺き土と一緒に使用する必要がありましたが、
なんばん漆喰は葺き土と漆喰の役割を兼ね備えている為、これ一つで施工ができます。
仮撤去していた冠瓦を復旧しました。
冠瓦はなんばん漆喰に乗せて動かないようにしているだけでなく、ワイヤーで固定も行っています。
ワイヤーは屋根下地に釘やビスで留められており、瓦に開いた穴に通してぐるぐる巻いて留めています。
屋根瓦の中でも特に棟部分は地震や台風の力が加わりやすく、落下事故が多い場所ですので、落下予防対策が大切です。
▶瓦が落ちたら修理に火災保険は使える?瓦落下の対処方法
漆喰の欠損により瓦が落下する危険があった隅棟先端の漆喰詰め直し工事が完了しました。葺き土+漆喰よりも耐久性・防水性の高いなんばん漆喰を使用しました。
今回は特に落下のリスクが高い隅棟先端のみ詰め直しを行いましたが、棟内部に金具を入れてズレや落下を防ぐ
「強化棟工法」もおススメです!
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【参考】強化棟工法で棟取り直しを行った現場
こちらの現場では平瓦や他の棟瓦にもズレや割れが見られた為、コーキングでの瓦補修も行います!
次回のブログではコーキングでの瓦補修の様子をご紹介します。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8


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