こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
本日は上益城郡甲佐町の工場で雨漏り調査を行った様子をご紹介します。
工場の谷樋に取り付けている「谷コイル」の被膜が剥がれるなどの劣化が見られ、ドレン周辺に打っているシーリングにも隙間ができて雨漏りが起きていました。
谷コイルの劣化がかなりひどい為、上からレザードコイルをカバーし、ドレンも交換するようにご提案しました。
工場や会社社屋などは業務がストップしてしまう為、改修工事の工期を長期間取る事が難しいですが、谷コイルのカバー工事は工場の稼働を停めずに工事ができます。
当店は工場や倉庫、会社などの大きな建物の工事も承っておりますので、まずはお気軽にご相談くださいね。

工場が雨漏りしているとご相談

今回は上益城郡甲佐町の工場担当者様より、「工場内が雨漏りしている」とご相談いただきました。

雨漏りの原因になっている谷樋

工場内の雨漏りは谷樋から起きていると考えられます。
谷樋とはその名の通り、屋根の谷になっている所にある、雨水を流す場所です。
▶谷樋の修理について
谷樋には「谷コイル」と呼ばれる鋼板部材が使用されていました。

谷コイルについて

谷コイルとは、Panasonicが製造・販売している耐酸被覆鋼板です。
錆びや耐薬品性に強い厚い樹脂の膜を被覆している為、裏面や端部からの錆び発生も防ぎます。
成形や折り曲げが容易な為、屋根形状や仕上がりデザインに合わせた加工ができ、工場や倉庫など大きな建物の谷樋などに使用されています。
また、製造・販売開始から50年以上の実績があり、20年相当の対候性能が保証されています。

谷コイルが劣化

工場の谷樋は160mほどの長さがありますが、ほとんどの箇所で被覆層の剥がれが見られました。
谷コイルには20年の品質保証がありますが、工場は築34年という事ですので、谷コイルの樹脂膜も耐えきれず剥がれてしまったようです。

雨水が滞留して腐食が進行

谷樋には雨水が滞留している箇所もありました。
谷コイルの鋼板がむき出しになっている所に雨水が滞留すると、腐食（錆び）が進行する原因になります。
雨漏りはこういった所から起きていると考えられます。

ドレン周辺のシーリング切れ

レザードコイルでのカバー工事とドレン交換をご提案しました

レザードコイルは谷コイルと構造は同じですが、内部の鋼板が谷コイルより薄く、谷コイルよりも柔らかくて曲げやすく、改修用の部材となっています。
レザードコイルの重ね張り工事は解体工事がない為、工場の稼働を停止せず、普段の生活のまま工事を行う事ができます。
お客様にはメールでお見積り書を提出させていただきます。

工場や倉庫、会社社屋などの大きな建物の工事もお任せください！