寝屋川市のお客様で、棟包板金が一部欠損しているとの依頼受け、補修工事に伺いました。屋根材は旧松下電工（現KMEW）の「アルデージュ」という小割感のある石調の彩色石綿スレート瓦で、表面の塗膜は経年劣化で色褪せておりますが、割れなどは見られませんでしたので、今回はとりあえず棟包板金の補修工事のみを行うこととなりました。

棟包板金が飛散して欠損している部分の下地木がかなり黒くなっておりますので、かなり前に棟包板金が飛散したのだと思われます。
この棟包板金が欠損したからといって雨漏りをするかといえば、そんなことはなく、下葺でルーフィングも貼ってあるし、スレート瓦が屋根面をすべて埋めておりますので、開いている隙間は、棟際の少しの隙間で、この屋根の頂点の1点にあたる雨の量というのは、そんなに多くないので意外と、棟包板金が欠損しても雨漏りは起こらないのです。

といっても、そのままで良い訳ではなく、頂点部分のルーフィングが紫外線に晒されると劣化が進み穴などが開けば雨漏りに繋がるわけで、補修工事は必要になります。

残っていた方の棟包板金を外すと、雨に当たってなかった下地木との色の違いが分かると思います。
これだけ雨や紫外線にあたると色が変わるので、かなり前から欠損していたという根拠になるわけです。

既存の下地木を撤去して、棟際に防水テープを貼って棟際のスレート瓦の隙間を埋めておきます。

棟包板金が欠損して長らく、下葺材のルーフィングも露出して傷んでおりましたので、補修と補強を兼ねて
防水テープ処理を行いました。

新しい下地木を取り付けます。

昔は下地木の取付には「釘」を使用しておりましたが、昨今では「ビス」が標準です。
ビスの方が保持力が高く、メンテナンス性も高いですからね。

そして、棟包板金を取り付けて完成です。
新しい板金になりますので、色の違いが目立ちますが、
このスレート瓦も元々はもっと黒々した色だったのですが、紫外線に当たり続けるとどんな物でも、
色が褪せてきてしまうんですね。

この工事は、棟のｍ数も短いため、時間的にも3時間程度の工事でした。
費用も、5万円程度です。

屋根ってあまり見えなかったり、気にしてなかったりして、ほったらかしている場合が多いのですが、
何十年も風雨とか紫外線に当たり続けてますので、何かしら問題がある場合が多いので、
是非「屋根点検」をして現状をの状態を把握することをお勧めします。
病気と一緒で、早期発見がコスト削減にもなり、家の為にも良いですよ！

街の屋根やさん大阪門真店では、無料にて「屋根点検」を行っておりますので、
お気軽にお問合せ下さい！