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寝屋川市の食品工場から樋部分からの雨漏りがするとのことで点検に行きました。
更新日：2024年12月24日
寝屋川市の食品工場から樋から雨漏りがするので見て欲しいとのご依頼を頂きまして、点検に行って参りました。
工場あるあるなのですが、増築をしたり、工場棟の繋ぎ目とかにこのようにFRP波板のバンボライトなどを張ったりしてそこが雨に濡れるのを防いだりしていることが多いのですが、この屋根の排水設備などの不備による雨漏りは良く見られる事例です。ここも樋の排水量と、2Ｆからの雨水を流す樋などに問題ありました。
軒樋から大雨の時に雨水が溢れるとのことなのですが、竪の排水が少ないですね。ＦＲＰ波板の部分の雨水がすべてこの軒樋に流れますのでこれだけ長いとかなりの水量になりますね。
ただ、この程度でしたら両端部のみの排水口でも排水量的には問題はないと思われるのですが、、、
向かって左端部の竪樋です。右側のたてといとはかなり離れてますね。
右奥側にも波板屋根は繋がっており、その取り合い部分の仕舞も気になるところです。
屋根面から見た樋部分です。FRP波板からの雨水はすべてこの軒樋に落ちます。壁側には壁水切板金が取り付けられていますので、壁面に当たった雨水はこの水切で樋内に落とされます。
そして、問題は右の写真です。
この建物の2F屋根からの雨水が竪樋でこの軒樋に落とされております。
これでこの工場棟の屋根に当たる雨水の四分の一の雨水がこの竪樋を通して、この軒樋に流れますのでこれはかなりの雨量になってしまいますね。
ちょっと写真が横向いてしまいましたが、この2階屋根から落としてきた竪樋の写真ですが、ある線まで汚れが附着していますので、雨水の水量が多い時はこの汚れの線くらいまで雨水が溜まってしまっているということなんで、やはり排水が追い付いてないようですね。
対策としては、竪樋の排水口をもう一か所増設するのと、写真の2階屋根からの竪樋を、この軒樋内に落とさず単独で外に流す工事を提案させて頂きます。
樋の不具合なども、当店の専門工事になっておりますので、お気軽にお問合せ下さいね。
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