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大阪狭山市 いぶし平板瓦のナイス・ザ・ノアを葺き上げます!
更新日:2021年5月27日
先日からご紹介させて頂いている、大阪狭山市の屋根葺替工事の様子です。前回までは、瓦の解体、そして下地野地の工事までご紹介させて頂きましたが、今回はいよいよ新しい瓦葺の様子を紹介させて頂きます。下地コンパネ工事の様子この記事を読む前に、上記をクリックして読んでみてください。
今回新しく葺上げる瓦は、解体する前の和形いぶし瓦で葺かれて和風建築の意匠を崩さないように、なおかつ風に強く屋根自体の重量も下げるために、軽量ないぶし平板防災瓦に葺き替えることになりました。
瓦名は淡路島の緑窯業製の「ナイス・ザ・ノア」という瓦で、ネーミングは少し??って感じですが、
和風建築にも合う、いぶし銀が映えるいい瓦なんです!
まずは、樹脂製の瓦桟木を割り付けをして打ち付けて行きます。腐らないという観点から、木製ではなく樹脂製の瓦桟が使用されるのが多くなってきました。そして、瓦揚げです。瓦揚げ機を用いて、屋根に揚げて各面で使う数量を計算して、まくばって行きます。
軒先の瓦を留めつけて行きます。軒先の瓦は風の影響を受けやすいので、瓦の先の隠れるラップの部分に数字の7の形をしセブン釘で軒の瓦が風で押し上げられないように押さえます。最近は、瓦を留める釘を打つのもハンマーではなく、エアで打ち付けるバラ釘打ち機を使用します。打ち付ける時にバリバリと音がするので、職人らば通称「バリバリ」と呼んでいます。。
平部の瓦を葺き上げて、棟部には強力棟金具をいう金具を打ち付けて、その金具に垂木を留めつけて行きます。こちらは平行の本棟部分です。
こちらに隅棟、金具を先に止付け、瓦を棟に合わせて斜めにカットしていき、金具の上に垂木を留めつけます。
その垂木の上から、乾式面戸シートのハイロールを取り付けます。ひと昔前まではナンバン漆喰を塗り込んでいたのですが、現在はこの乾式面戸シートを使用して、完全乾式工法で棟を仕上げるのが主流になっております。瓦と接着するため止水性も高く、軽量なります。この上から棟瓦を葺き上げ、瓦の上からパッキン付きビスで垂木に留めつけて行きます。昔は銅線で縛るだけだったので、かなり風などには強くなる工法になります。
隅棟部分も同じように乾式面戸シートを取り付けて行きます。このシート、ヨーロッパなどではかなり前から主流なもので使用されてきたのですが、日本に入ってきたのはここ10年ぐらいで、屋根葺においても日本は独自の文化が多く、このあたりもガラパゴス化しているかもしれませんね。。
下屋根部分も瓦を葺き上げて、壁際の仕舞になります。和型瓦なら、真っすぐなノシ瓦を壁際に積み上げていきますが、平板瓦ではノシ瓦積みはしませんので、止水面戸シーラーを貼って、雨押え板金を取り付けての仕舞になります。
止水面戸シーラーの上から貫板を打ち付けて、ガルバリウム鋼板製の雨押水切板金を取り付けて行きます。重なり目から雨水が横走して侵入しないように、2重コーキングを打って重ねて留めつけて行きます。
ナイス・ザ・ノアが葺きあがりました!いぶし銀が映え、フラットな意匠になりますで、シンプルな仕上がりになります。しかし、和風の趣は崩していませんよね!
位置母屋部分も完全に塞いで、ガルバリウム鋼板を貼っての仕上がりになりました。この部分は鳥が入ったり、小動物が入ったりすることが多く、このお宅のように入母屋部が小さければ、塞いでしまうほうが、雨仕舞も良て見た目もスッキリ仕上がりますね。
屋根瓦は完成しましたが、このお宅の工事は、まだまだあります。塀の移動、塀瓦工事、外壁塗装、樋交換と、まだまだやることが一杯あります!
また引き続いて、ここで紹介させて頂きますね!
世間はコロナで自粛ムードですが、もうすぐ梅雨や台風の季節が近づいておりますので、屋根の点検などは家の内部などに入ることもはなく、外部からだけの点検で大丈夫ですので、早い時期での点検をお勧めします!
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